やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ミャンマーのクーデターはASEANの安全保障と協力を弱める

米国シンンクタンクのミャンマー分析を機械訳で紹介していたら、かなりな方達から紹介や新たな情報がもらえた。しかし、情報や質問が消化しきれないのと現実で起こっていることを見て、少し距離をおきたいと思うようになった。 と言いながらも、パラオの件で…

Micronesia (7) - 4 Micronesia Maritime Security Project

Assistant Secretary of State Christopher Hill. He became Ambassador to Iraq in March 2009. After Hill, Campbell became Assistant Secretary of State, and the U.S. pivot to the Pacific began. Japan's involvement was also pushed by this momen…

ミクロネシア(7)- 4 ミクロネシア海洋安全保障事業

クリストファー・ヒル国務次官補 2009年3月にイラク大使に ヒルの後にきたのがキャンベル国務次官補で、米国の太平洋ピボットが開始された。その勢いに日本の関与も押された。 2008年に立ち上げたミクロネシア海上保安事業は本当に私一人で行ったので、その…

パラオ国家安全保障局の創設

2016年のパラオ大統領選では、中身のない、またUNCLOSに疑義のある海洋保護制度を推し進めるレメンゲサウ政権が、4期目を獲得してしまったのである。 笹川陽平氏による主権国家の大統領選に関与するという愚行を目の前で見て、諌めたてきた。今度は私がキン…

ソロモンタイヨーがソロモン諸島の水産資源を枯渇させた?

ソロモン諸島の水産業を発展させたソロモンタイヨーの歴史が、何の検証もされずに嘘がばらまかれている。何かの事実を確認するという作業は、多角的な情報を集め、検証していく作業なのである。 私が参照した英文の資料は今すぐ出てない。しかし少なくともソ…

「 シンガポ-ル占拠に至るまでのラッフルズの地域選択の歴史 : 一八一八-一九年における彼の行動を中心として」別枝 篤彦 著

ラッフルズと現在のPadang 1819年、ここにラッフルズは基地を建てた。 信夫清三郎著「ラッフルズ伝」。昨年末に読み始めたがお正月の忙しさの中でそのままになっていた。 「これは読みたい!」と言っていただける方がいて、この数週間ほぼ毎晩5ページ位ずつ…

ミャンマーの抗議活動が続く中、団結の兆し

相変わらず、日本語のミャンマー情報が少ない。英語は、山ほどある。The Science Monitor にフォローしているUSIPのジェイソン・タワー氏のコメントが入った記事が掲載されていた。4月9日の記事だ。これも機械訳でざっと内容を確認しただけです。 タマドーと…

ミャンマーにおける中国の "危険な賭け "とは?>>米国シンクタンクUSIPタワー執筆

https://www.usip.org/publications/2021/04/chinas-high-stakes-calculations-myanmar から機械訳 ミャンマーにおける中国の "危険な賭け "とは?北京は、軍事政権が自国の利益を最もよく守ることに賭けているが、長期にわたる内戦の舞台となるかもしれない…

目黒麻生子著「国際法・法源論再構築の陷穽」

久しぶりに国際法のブログ。 2008年に自分一人で立ち上げたミクロネシア海洋安全保障事業。海洋問題を体系的に学びたいと国際法の観点から学び出して5年が過ぎた。海洋法ですら理解できないのに、他の分野は関心は持てど尻ごみせざるを得ない。 それでも広い…

宮原氏が「水産よろず相談室」

www.suikei.co.jp インド太平洋研究会、アドバイザーの宮原正典氏の新しい出発です!有料記事で全文読めないのですが。。 拙著『インド太平洋開拓史』にも推薦文を寄せていただきました。今までお立場上自由な発言を控えていらしたと思いますが、これからの…