やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ソロモン諸島を共産主義から救えるか?

2019年9月、国連総会を直前にソロモン諸島とキリバスが突然、台湾から中国に外交関係を替えた事をまだ皆さんは覚えているでしょうか?米国ペンス副大統領はソロモン諸島ソガバレ首相との会談をキャンセル。他方ソロモン諸島国内では中央政府の突然の決定に大…

米国とミクロネシア連邦、ハワイでの「ハイレベル」防衛協議に向けて準備を開始

アメリカの本気。 パラオに「ドヒャー」と米軍を送る一方で、中国と外交関係にあるミクロネシア連邦のパヌエロ大統領をハワイのインド太平洋司令軍に招待、いや呼びつけたのだ。会談の内容は明かされていないが、カート・キャンベルが言っていたことではない…

月刊正論編集部が信じなかったバヌアツのパスポート販売の闇

バヌアツパスポートが支援している世界の極悪犯罪者の話はガーディアンよりも1年早く書いています。というかその仕組みを2019年6月に発見したのは私です。全て⬇️に書いてあります! 昨年の秋、月刊正論編集部から連絡があり、太平洋島嶼国に関する論文を書い…

オブライアン前米大統領補佐官が語る米領サモアのツナ缶(2)🍊

ロバート・オブライアン氏に米領サモアのマグロ漁業の件をしっかりブリーフィングしないとと思い、関連資料を確認した。 今、Pacific Islands Monthlyがウェブで読めるのだ。しかも文字が加工できるようになっている。Pacific Islands Monthlyは1931年から20…

太平洋は基本 「女尊男卑」

Facebookがうまくコピーできなので写真をコピペします。 昨日、オンライン講演で「米軍が少しずつ入って来てるのですね」と聞かれ、 私「少し?とんでもない!ドヒャーと入ってます。しかも女性兵を筆頭に。」 米軍はニクイ!勉強している。技が細かい。女性…

ナウル人がチュークから帰還してから75周年を迎えたことを受けて-デービッド・W・パヌエロ閣下の声明

ナウルのツイッターをフォローしている日本人は、2021年7月10日、ミクロネシア連邦大統領がナウルについて、日本軍の非人道的行為を非難しつつスピーチをしているのを知っているだろうか? 以下、英文スピーチを機械訳し、ざっと目を通しましたが。間違いが…

オールUSでパラオの海を守る

「タスクフォース・オセアニアの太平洋増強チームは先日、オセアニアの島国への継続的な支援を行う最初のローテーションツアーを終え、この地域の同盟国やパートナーに対する米陸軍太平洋軍と米インド太平洋軍のコミットメントを示しました。」 日本財団と海…

サモア政権交代劇ー島国の政治・中国・FOIP(10)

2008年からミクロネシア海洋安全保障事業にかかりっきりで、赤道以南は軽くしかフォローしていなかった。サモアは首相暗殺未遂などのニュースも気になっていたが、楽園の島の日常風景なのだ。旅行会社と外務省が出す観光情報しか知らない一般人、メディアは…

またもや!パラオのカジノ法案 🍊

この件、また蒸し返しているらしい。もう少し調べて文章書きます。 islandtimes.org islandtimes.org islandtimes.org islandtimes.org islandtimes.org

レメンゲサウ前大統領、罰金不払いを責められる

islandtimes.org パラオのレメンゲサウ前大統領が数々の不正に手を出していたことは、太平洋中の専門家の常識なのだが、なぜか日本人、肝心の外務省が知らない。 太平洋島嶼国の首脳たちは、マフィアもアラブの王様もロンドンのシティも手玉に取るようなした…