やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

1989.1.10 カミセセ・マラ閣下と日本政府ODA案件USPNet

南太平洋大学内で建てられたJapan-Pacific ICTセンター 1989年、フィジーの国父カミセセ・マラ閣下が衛星を失った無料の衛星通信PEACESATに変わる衛星を太平洋島嶼国のために打ち上げて欲しい、という要望を持たれた。これに応えたのが私である。笹川陽平は…

パラオ大統領予備選集計結果出る

パラオ大統領予備選。不在者票が開票された。 1位の現職レメンゲサウ大統領と2位のスランゲル候補の差がさらに開いた。 その差は約800票から約1200票に。即ち約400票の海外在住投票者がレメンゲサウ候補を押し上げた、という事だと思う。 下記は地元メディ…

選挙-Sengyoはパラオ語!

島の選挙なんて羽生会長からの業務指示がなければフォローしていない。 これほど恐ろしいものは世の中にないのだ。家庭崩壊、殺人までおこる。 パラオの友人、知人にもはっきり伝えている。 「羽生会長からの業務指示で大統領選フォローしています。」 大統…

映画タイタニック監督PEWの手先となる!

魚の話が続きます。 PEWがしかけてマオリが反対しているニュージーランドの海洋保護区。ケルマデック諸島海洋公園。 その後どうなっているか、と検索したら興味深い記事を見つけた。 ニュージーランドヘラルド紙GJ。 Hollywood director James Cameron makes…

太平洋マグロ協会Te Vaka Moana、 IUCNの海洋保護区を一刀両断

パラオのレメンゲサウ大統領がハワイで開催されたIUCN開会スピーチで、パラオの80%海洋保護区を自画自賛し、世界に30%の海洋保護区制定を呼びかけた事は以前ブログに書いた。 オバマ大統領に説教するレメンゲザウ大統領(3) - やしの実通信 by Dr Rieko …

米国と太平洋島嶼国の関係を崩壊させたPNAのVDS

人の足下を見た、太平洋島嶼国の漁業管理政策が米国と太平洋島嶼国の関係を崩壊させた話である。 US pulls out of Pacific fisheries treaty Giff Johnson 19 January 2016 http://www.radionz.co.nz/international/pacific-news/294458/us-pulls-out-of-pac…

ミクロネシア連邦 名誉総領事館、仙台に

台湾と国交のあるパラオやマーシャル諸島が中国大陸との関係を強化する様子はニュースになるが、中国大陸と国交のあるミクロネシア連邦が中国と関係を強化していることはニュースにならない。 だからこそ要注意なのだ。 それにミクロネシア連邦は日本のカツ…

在マーシャル諸島台湾大使就任

台湾の蔡政権下で、パラオの台湾大使が交代、マーシャル諸島も先日 Daniel D.W. Tang大使が就任。太平洋諸島重視の蔡総統の動きが気になる。 Daniel D.W. Tang大使は釜山総領事、外務省NGO担当等を担当された台湾外務省キャリアである。 お隣ミクロネシア連…