やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

太平洋の壁を取り払うトランプ政権

国境に大きな壁を建てているトランプ政権だが、この度太平洋の壁となりそうであった法案REAL ID Actの壁を取り除いた。 REAL ID Actとは?詳細は下に「日刊サン」といウェブ情報をコピーしてあるが、9.11以降に制定された新たな法律で2020年10月以降完全…

東北紀行(水沢篇3)sponsored by 吉野作造

後藤新平の生家がある細い道、吉小路には2.26で凶弾に倒れた斉藤実、後藤の大叔父高野長英が生まれ、偉人の吉小路、と呼ばれている。 ここの喫茶店であんみつをいただきました。

東北紀行(水沢篇2)sponsored by 吉野作造

後藤記念館の隣は、正力松太郎が建てた後藤伯公民館がある。日本で最初の公民館だそうだ。後藤と正力の関係は結構知らない人がいる。乱暴にまとめると1923年の皇太子襲撃事件で警視庁にいた正力は責任を取って辞職。読売新聞設立のため後藤の資金援助を受け…

東北紀行(水沢篇1)sponsored by 吉野作造

矢内原、新渡戸、後藤と日本の植民政策を辿って行くと断然後藤の人間の器の大きさに圧倒される。多分25歳の笹川良一青年の人生を変えたのは後藤である。良一は、吉野作造先生の紹介で会いに行ったのだ。後藤は震災後処理で四面楚歌になっていた頃だ。 さてい…

東北紀行(盛岡篇5)sponsored by 吉野作造

北上川のビクトリア通り沿を歩く。 大正天皇ご結婚記念で建てられた公会堂。新渡戸が好んだメニューを置くレストランが最近まであったそうだ。 北上川沿いには多くの縄文土器が見つかっている。新渡戸の先祖はこれら縄文の人々との植民を進めたのであろう。 …

東北紀行(花巻篇)sponsored by 吉野作造

昨日、生まれて初めて救急車にお世話になった。東北の旅の疲れが全身に来ているのがわかる。新渡戸の盛岡から後藤の水沢への途中。新渡戸の父祖が水田開拓をした地「花巻」がある。ここはパスしようと思っていた。新渡戸稲造には直接関係ないと思っていたか…

東北紀行(盛岡篇4)sponsored by 吉野作造

IPR-太平洋問題調査会をインド太平洋研究会で扱っておきながら盛岡城のトーテムポールを忘れていました。東北紀行盛岡篇4つ目の写真です。 盛岡城にあるトーテムポール。これは新渡戸がどのように亡くなったか知らなければ見過ごしていたに違いない。カナダ…

”Red Star over the Pacific” 2nd edition by T. Yoshihara, J.R.Holmes

昨年12月に発行された"Red Star over the Pacific" second edition、はすごい内容だと思う。軍事、中国の知識がないとついていけない、というのが正直な感想だ。 それでも中国の海洋権益を中心とした「中華思想」の確信を理解、というより衝撃を受けるのは序…

東北紀行(盛岡篇3)sponsored by 吉野作造

盛岡最後の写真は盛岡城隣の櫻山神社。 ここを稲造少年が走り回っていたのであろう。稲造少年がひょこっと出てくるような気がしたが、いたのは河童のお化けだった。柳田國男が地域研究を始めたきっかけは新渡戸だったのだ。「遠野物語」も新渡戸がきっかけだ…

東北紀行(盛岡篇2)sponsored by 吉野作造

新渡戸を訪ねた盛岡。写真でご紹介します。 盛岡駅の前には拓殖大学にもある台湾の許文龍が寄贈した新渡戸の銅像がある。盛岡にもラグビーW杯がやってくる。 新渡戸誕生の地の下の橋。この欄干は新渡戸がいた頃と同じであろうか?少年稲造は北上川を流れが太…

東北紀行(盛岡篇1)sponsored by 吉野作造

東北の旅。まずは新渡戸稲造の生誕の地、盛岡まで来た。東京で新幹線を乗り換え、京都からあっという間だ。 稲造は9歳まで盛岡にいたのだ。後藤新平同様、腕白な少年だったらしい。 新渡戸を訪ねての盛岡情報はあまりなく、駅の観光情報センターに寄ったが…

東北紀行 Sponsored by 吉野作造

久しぶりに、多分数十年ぶりに東北を訪ねた。 きっかけは吉野作造さんだ。作造さんの誕生の地、古川で人材育成セミナーが開催されると阿川尚之先生から伺った。 「年齢制限は?」 「そんなのありません」 「では希望します。」 古川は吉野作造さんだけでなく…