やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

2021-11-20から1日間の記事一覧

一体米国はミクロネシアを守る気があるのか? その2

US Lawmakers Warn The Clock Is Ticking On COFA Negotiations - Honolulu Civil Beat 米国議員が、政府に対しミクロネシア3カ国との交渉を急ぐようにと意見。以下、重要と思われる箇所を書き出します。 エド・ケース、カイ・カヘレ両下院議員を含む10人の…

一体米国はミクロネシアを守る気があるのか?

米軍が続々と入り込むパラオだが、国務省、内務省の動き、特に数年後には期限が来る自由連合協定の交渉が一向に進んでいないことがここ最近「改めて」浮き彫りになっている。 きっかけの一つはこの米国議会公聴会である。パスカル女史が証人として呼ばれた。…

キリバス海洋保護区開放は中国ではなく金融問題

ニュージーランドメディアがすっぱ抜きでキリバスのメガ海洋保護区が商業漁業に開放されることを伝えてから各方面からの情報が出てきた。 特に重要なのはキリバス政府からのコメントであろう。下記にコピーしてある。 このメガ海洋保護区は英国のグレッグ・…

魚を取らない海洋保護区から魚を取る海洋管理へ

キリバスのフェニックス海洋保護区の商業漁業への開放の話題もだんだん見えてきましたが、先日パラオのウィップス大統領も魚をとって金を稼ごう、というスピーチをしました。頼もしいです。 Whipps says fisheries can be one key to economic growth - Isla…

中共マフィア、パラオに戻る?

Cambodian aircraft departs leaving 21 illegal workers behind - Island Times 唖然として一言も出てきません。 パラオの国境が開いた途端、カンボジア航空の飛行機でマカオから中国人(多分)が27人就労のためにやってきて、21人が書類不備で強制送還…