やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

米国コーストガードのAdmiral Allen

先週ミクロネシア連邦を公式訪問した、米国コーストガードのAdmiral Allenが自身のブログに、笹川平和財団との協力を述べていたことをご報告しました。

ミクロネシア連邦政府のプレスリリースにも同様の内容が記載されていましたので、内容が重なりますがご報告します。

要点は

1.USCGが同国海域を守っているが十分ではない。

2.ニウエ条約(ミクロネシア3国の地域フラッグによる監視活動)も進め、これにUSCGも参加しているが十分ではない。

3.米国と"Shiprider"協定を締結し、USCGの海上監視活動にミクロネシア連邦政府職員が参加できるようになったが、これも改善の余地がある。

4.笹川平和財団が進める「ミクロネシア地域海上保安」案は、これらの課題を克服する重要な機会であり、"Endeavor"(義務を果たす)としてこの案の前進を期待している。

(出典)

"President Mori Welcomes US Coast Guard Commandant in Palikir"

Palikir, Pohnpei (FSM Information Services): July 24, 2009

http://www.fsmgov.org/press/pr072409.htm

以上、早川 2009.7.29