やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

風評被害と京都 ー お花見に出かけよう

風評被害と京都 ー お花見に出かけよう

 アメリカ、ミシガン大学の友人からメールが来た。

 放射能が怖いので京都旅行は中止にした、という。家族で、京都の桜を1年前から楽しみにしていた。

 京都は、今外国人観光客が皆無に近い。ホテルは40%がキャンセル。

 このままだと日本経済全体がダメになるのでは?と不安になる。

 関西の友人達曰く、全然普通の生活、とのこと。桜の季節。観光、消費活動も日本経済を支えることになる。

 以下、NY在住の弘恵ベイリーさんのツィッター情報である。

 http://twitter.com/hiroebailey

「NYでは911の後、ブロードウェーやレストランが衰退しないよう、住民が外出してがんばった。シアター関係者も劇場を存続させようとチケットを安く売り公演を続けた。日本にいる人たちはイマ、外出を控えるのではなく、日本伝統の文化や芸能を衰退させないよう劇場などになるべく足を運んでほしい。」

 クライストチャーチ地震、9.11、ハリケーンカトリーナ。非被害地域の経済や文化活動を自粛した例をあまり聞かない。逆にこんな時だからこそ、被害のない地域は経済・文化活動を盛り上げる必要がある。

 「南部美人」もそれを望んでいるようだ。