やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

キャンベル国務次官補のアイランドホッピング その1

キャンベル国務次官補のアイランドホッピング その1

 

 米国国務省のフランキー・リード国務副次官補が昨年のパラオで開催した我々の会議に駆けつけてくれたが、今度はカート・キャンベル国務次官補が追っかけてきた。

 

 一昨日からパラオに来ている。

 我々が飛び立つ翌日キャンベル国務次官補がやって来ることがわかった。勿論我々を追っかけてというのは冗談であるが、私が進めるミクロネシア海上保安案件と米国の太平洋政策である“リエンゲージメント”や“パブリック、プライベート パートナーシップ”の外交政策は、本事業立ち上げ時から共鳴して進めているので、キャンベル国務次官補のミクロネシア訪問が全く関係ない訳でもない。

 

 それにしてもすごい日程である。

 これぞ究極のアイランドホッピング。

 下記にキャンベル国務次官補一行の日程を在ニュージ-ランド米国大使のブログを参考にまとめた。

夜間移動し、宿泊は航空機の中なのであろう。

 

ハワイ

キリバス 6/25

サモア 6/26

トンガ 6/27

ソロモン諸島 6/28

パプアニューギニア 6/29

パラオ 6/30

ミクロネシア連邦 7/1

マーシャル諸島 7/2

 

 同ウェッブによれば現在125万人の太平洋島嶼の人々が米国に住んでいる。

 ポリネシア系アメリカ人の人口は平均の3.5倍の早さで増加している。

 過去50年間で1万3千人の平和部隊が太平洋諸島に派遣された。

 

 Island Business はUS Business なのである。

 

 

 以上、某P国某N大使館某S外交官からいただいた情報を元にまとめました。

 日本は今太平洋どころじゃないから、民間外交、メガディプロマシーでがんばろうと思う。