やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

2011年ラグビーワールドカップ

 ニュージーランドラグビー一色である。

 9月9日から始まったラグビーワールドカップのために学校や会社や、太平洋諸島フォーラム総会まで日程調整を迫られた。

 クライストチャーチ地震で、急遽開催地となったダニーンデンは急ピッチでスタジアム完成にこぎ着け、そのためにインフラの道路も大幅に変更された。

 何でココまでするの?

 以前太平洋諸島フォーラム総会の議事にラグビーの話しが出て来た時、何を考えているのか?と思ったが、ラグビーこそニュージーランドのみならずオーストラリア、トンガ、フィジーなど英連邦系太平洋諸国の共通の精神文化と言ってもいいだろう。経済にも大きな影響を与えている。多分島からラグビー選手が一人でれば、一族郎党を養うことができるだろう。

 正直あまり関心がない。それでウィキで調べたら下記のように書いてあった。

(引用開始) ラグビーの起源は、「1823年、イングランドの有名なパブリックスクールであるラグビー校でのフットボールの試合中、ウィリアム・ウェッブ・エリス (William Webb Ellis) が(イライラして:筆者)ボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出した」ことだとされている。(引用終わり)

 物事が始まるきっかけとは、案外こういうものである。

 オープニングのイベントはテレビで見ただけだが、ニュージーランドの力の入れようを目の当たりにした思いである。「ハカ」がこれでもか、というほど堪能できた。

 日本チームがフランスに大敗したようだが、16日にはオールブッラクスと、21日はトンガと、そして27日はカナダとの試合がある。

 日本の旗を持って応援しよう。