やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

安倍首相の太平洋訪問に向けて(12)訪問国全て君主はエリザベス女王

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いよいよ安倍首相の太平洋訪問が明日からとなりました。

気になっていた日程、政府専用機のスケジュールが防衛省のサイトに。

これを見ると11日が多分ウェワックでの慰霊、と思われる。

クライストチャーチでは坂茂氏の紙のカテドラルに行くだろう。ここはアングリカンチャーチで、この4月にはウィリアム王子、キャサリン王妃も訪ねている。(上記の写真)

知らなかったが、アングリカンチャーチ=イングランド国教会の首長はエリザベス女王。ここを日本人建築家が設計、支援し、今また日本の首相が祈りを捧げるという外交政治的意味は、即ち日NZ2国間の関係を超え、南太平洋に広がる英国コモンウェルズの、しかも宗教を通じた関係強化の意味は大きいと思う。今回安倍総理が訪ねる豪州、NZ、パプアニューギニアの3国全部、君主はエリザベス女王です。

キャンベラでは議会演説の他にオーストラリア戦争記念館でも慰霊をされるだろう。ここは第一次世界大戦で戦死した約6万人のオーストラリア人将兵を追悼することを当初の目的として創立。

こうやって見ると、安倍総理の太平洋訪問、祈りの旅のようにも見える。

7月6日(日) 東京国際空港 発 → ニュージーランドオークランド)着

7月7日(月) ニュージーランドオークランド)発

ニュージーランドクライストチャーチ)着

ニュージーランドクライストチャーチ)発

→ オーストラリア(キャンベラ)着

7月9日(水) オーストラリア(キャンベラ)発 → オーストラリア(パース)着

7月10日(木) オーストラリア(パース)発 → パプアニューギニアポートモレスビー)着

7月12日(土) パプアニューギニアポートモレスビー)発 → 東京国際空港 着