世界が注目する日本の水産庁の取締船。
55億円をかけた取締船がの造船が予定されている。平成26年10月までに完成させる予定(1)
でも上記のYoutubeでは7月2日の進水式になっているのでもうできたのかもしれません。1600トン。
来年度予算は13億円要求。(2)(追記:今平成26年でした。木瓜の花より)
これで水産庁所有の取締船は来年度から7隻、民間チャーター船が37隻、合計44隻体制で日本のIUU監視に当たる事になる。
このブログでしつこく書いているように太平洋の違法操業監視、あってなきに等しい。
冷戦が終結したとたん、米国海軍は一斉に太平洋から引き上げた。
残された弱小豪州海軍が展開してきた、そして先月2ビリオンドルあたらに措置したPPBP。実態はただただ、豪州造船業界維持のためであって、太平洋の違法操業監視には役に立っていない。
だから、太平洋の海は日本が守るしかないのである。
できれば後10隻ほど日本の水産庁取締船を造船し、太平洋全て、とは言いませんが、せめてミクロネシア海域と、先般安倍総理が歓待されたパプアニューギニア、ウェワク北部海域の監視に当たって欲しい。
なぜ日本が太平洋の海を守るのか?
1)この海域の魚を食べているのは主に日本人である。
2)実はこの違法操業の漁船が、スパイ活動、麻薬売買、人身売買、マネロン、とあらゆる越境犯罪をこの太平洋の海で繰り広げているのである。グアムでの日本人殺人事件の背景に麻薬があった事は周知。
3)米豪ともかけ声ばかりで中身が伴っていない。漁業資源管理とは何かわかっていない。なので新植民地主義、環境保護原理主義に走ってしまう。適正海洋保護政策という日本の伝統的発想がない。
南の島の楽園 ー 日本人観光客が多く訪ねる太平洋島嶼国は越境犯罪の楽園でもある。
この水産庁の取締船。ウェッブで情報を集めていたら、批判もしっかりあるようだ。
予算の上増請求や天下り先として指摘されている。ここら辺は色々事情もあるのかもしれないが、今後の水産庁取締船の活躍を期待し改善される事を祈っています。(3)(4)(5)
(1)
「日本経済再生に向けた緊急経済対策」進捗管理シート(農林水産省)
http://www5.cao.go.jp/keizai1/keizaitaisaku/followup/pdf/292.pdf
(2)
平成26年度水産関係予算概算決定の概要
http://www.jfa.maff.go.jp/pdf/26yosankettei.pdf
(3)古い情報ですが、以前から目を付けられている予算である事がわかる。
昭和63年度決算検査報告
漁業の調査、取締り等のために借り上げる船舶の用船料を適切に算定するよう改善させたもの
http://report.jbaudit.go.jp/org/s63/1988-s63-0147-0.htm
http://www.mof.go.jp/budget/topics/budget_execution_audit/fy2012/sy2407/25.pdf