やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

バヌアツサイクロン被害に出動した各国の軍事資材

復興支復に派遣されていた豪州軍がその活動を終え、バヌアツから撤退するとのニュース。

500名ほどの豪州が派遣された。

フランス、ニュージーランド、英国の軍隊も派遣され、チームワークを発揮した。

滞在中豪軍は特に被害の大きかった南部のタンナ島の学校や医療施設、教会の再建に尽力。

豪州は引き続きバヌアツ支援する。特に観光マネーをバヌアツに落とす事で国家再建を支援していく事が検討されている。

"Cyclone Pam: Australian Defence Force completes recovery operation in Vanuatu"

ABC News

http://www.abc.net.au/news/2015-04-17/australian-defence-force-completes-cyclone-recovery-mission/6400248

OCHAが発表した各国の軍事資材の表が気になっていた。

仏、豪、NZのFRANZ軍事枠組みが動いているのはよくわかるが、なぜ米国ではなく地球の裏側の英国からC17を飛ばして来る必要があったのか?

ちゃんとした理由があるのであろうが、米豪の軍事協力がここ数年強化される中、また米国の太平洋重視が強調されるなか、素朴な疑問が残る。

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