やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

与那国へ ー ヨナグニウマと遊ぼう!

先週から訪ねている八重山。 そのレポートをブログに上げさせていただいているが結構な反応をいただいている。 実は今回の沖縄訪問は、プライベートな家族旅行である。 が、現地には事業でのつながりが多く、なんとなく仕事モードになっている。 与那国には、ヨナグニウマと遊びに来た。 そうしたら牧場隣に巨大な自衛隊の建物が急ピッチで建設中であった。

 

ヨナグニウマのバライ君

この3月には150名の家族持ちの自衛隊が与那国入るという。4月の入学式に間に合わせるためではないかと思う。 島の人口は約1500人だ。150名の自衛隊の家族、という事はその2倍、3倍、即ち300人、500人の人口が一気に増えるということか。もしくは家族込みで150名ということか。

しばらくすれば、彼等のおばあちゃん、おじいちゃん、友人が遊びに来るのではないか? 島ではダイビングか釣りくらいしかする事がないから、ヨナグニウマで遊ぶ人も増えるのではないだろうか? 現在39人乗りの飛行機は4月から50人乗りに変更されるそうだ。石垣島から毎日3便飛んでいる。

それから、海底通信ケーブルが今年施設されるはずである。 そうなれば、ブロードバンドの環境の中で、教育などの公共サービスの向上、新たなビジネスの展開も可能性として出て来るのではないか?

しかし、自衛隊問題で島は2つに割れてしまったのである。 自衛隊も島への社会的影響は充分注意されると思う。島は、小さいほど、そして離れているほど、濃い文化、強い歴史を持っている。自衛隊も音楽隊など豊かな文化を持っている。 当方の国防関係者へのイメージが変わったのは、直接彼等と対話を持った後である。

陸上自衛隊中央音楽隊 「夏の予定は決まっているの」ー そう、与那国へ行こう。