太平洋島嶼国の仕事していると至る所でJohn F Kennedyに出会う。
西パプア問題。これこそケネディの最大の太平洋における遺産かもしれない。 昨日1時間位のウェッブサーフィンで調べた内容なので、興味のある方は疑いながら検証して欲しい。 CIAの共産主義者ハンター、Allen Lawrence Popeの事は以前ちらっと書いた。
米国が、ケネディ政権がスカルノの西パプア併合を支持していた事は歴史の資料から明らからしい。その背景には、ケネディのBest and Brightestの存在がある。 一人はMcGeorge Bunny ケネディ政権、ジョンソン政権の国家安全保障担当大統領補佐官(1961年 - 1966年)。フォード財団理事長(1966 - 1979年)
もう一人はRobert Abercrombie Lovett トルーマン政権で第4代米国国防長官(1951年 - 1953年)そして西パプアで鉱山開発をするFreeport-McMoRan理事であったのだ。
ポープ事件と平行して、McGeorge Bunnyがケネディに西パプアのインドネシア併合をアドバイスしたという。 西パプア問題、一番の悪魔は米国の強欲な資本主義ではないか! しかし、この鉱山の利用者に日本も入るのであろう。構造的暴力ってやつだ。 今読む余裕はないが、この西パプア問題、学術レベルの本も結構出ている様子。 下記はDenise Leith というPhDを持った女性が2002年に出した本。
The Politics of Power: Freeport in Suharto's Indonesia http://www.deniseleith.com/books/politics-of-power