今日は天皇陛下のお言葉がある日であった。
天皇制とは何か、フランス社会学者ブルトミーが英国王室を形容した「象徴」とい言葉を『武士道』の中で引用し、再び『日本－その問題と発展の諸局面』の中に引用、議論した新渡戸の著書を追ってきたので、お言葉の中に「象徴」が繰り返されたのが心に響いている。 新渡戸の両書が現行憲法策定の時に参照されたのであろうという説があるそうだ。
さて、今日で終了した『日本－その問題と発展の諸局面』の第六章 労働、食糧、人口に 明治維新前後の人口統計が掲載してある。 明治維新以降、人口が急増したのであろうことは想像していたが数字を見た事はなかった。 表とグラフにして残しておきたい。 衛生の改善、そして嬰児殺しなどに対する法の執行が厳しくなれば人口は増えるのである。 急激な人口増加は日本の植民の主要な要因である。
