やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

マルハ、豪州水産会社の株取得(ちょっと古い話ですがメモとして)

日水が、ニュージーランドの大手水産業Sealordの50%株主でその経営に貢献している事が今ニュージーランドで議論されているメガ海洋保護区に影響を与えている事を知り思い出したニュースがある。

2013年に遡るが、日本のマルハが豪州の代表的水産会社Austral Fisheries Pty Ltdの株50%、JBICの出資を受けて買い取ったニュースである。

水産企業の株式取得に対する融資

日本企業の海外M&Aを支援

https://www.jbic.go.jp/ja/efforts/support/support-2013/0901-29126

オーストラリア漁業会社への出資に関するお知らせ、平成 25 年 12 月 4 日

http://www.maruha-nichiro.co.jp/news_center/release/files/20131204_Maruha%20Nichiro's%20Investment%20in%20an%20Australian%20Fishing%20Company_jpn2.pdf

特集 視点3 持続可能な調達 

南氷洋における水産資源の「安定調達・供給」と「多様性保全」の両立を目指して

https://www.maruha-nichiro.co.jp/csr/feature/procurement.html

資源を国内だけで考えるのではなく、現地で儲る水産業、持続的開発の水産業を日本が主導する、というのも一つの方法なのかもしれない。

win winの経営。