やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

雑誌「正論」12月号にミクロネシア海上保安事業を寄稿しました

雑誌「正論」12月号(11月1日発売)に、いつもこのブログに書いているミクロネシアの海上保安事業について寄稿させていただきました。 現在ブログへのアクセスは毎日千頁前後。毎日100人〜200人の方が訪れて下さっています。

その一人が、正論編集部の小島前編集長。最初声をかけていただいた時はいよいよ私も雑誌の表紙を飾る事になるのか、今は写真修正技術も進んでいるから大丈夫、などと思いを巡らしましたが、ご提案いただいたのはミクロネシアの海上保安事業の事。 もとより当方は海洋安全保障専門家ではなく、実務者ですので、机上の義議論ではない現場の生々しい状況を中心に書かせていただきました。少しでもミクロネシアの現状が伝われば幸いです。

記事の中にも書きましたが、この事業が開始した背景には2008年に発表された笹川会長の「太平洋島嶼国共同体構想」(草稿に意見を求められて提案したのは当方)とミクロネシアの地域協力と日本との関係強化を進めた渡辺昭夫東大名誉教授のイニシアチブがあります。

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