やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

マグロ初競りを利用したPEWのイエロージャーナリズム

この記事を見た時、またやってるのか、と思った。

PEWがプロパガンダNGOである事は私自身がPEWを実際に知る前から多くの太平洋島嶼国のNGOや関係者から聞いて来た。

パラオの海洋保護区を巡る彼等の動きを観察する中でいよいよ確信し、PEWのSNSを追う中でその手法が見えてきた。

基本は日本たたきなのだ。

このマグロの初競りで、マグロ1本が数千万円、億で落札された事を取り上げ、こんなに高い値段で売られているのに、島嶼国には雀の涙。それにマグロは枯渇しているのは日本人のせい、と煽るのだ。

下記に今年の初競りを取り上げたFBをコピーする。

PEWが引用したガーディアンの記事よりも、寄せられたコメントが興味深い、というかナチスそのもの。人種差別、広島に原爆を落した人種はまだそこにいると確信する。

新渡戸が、米国の反日の動きの背景の一つがイエロージャーナリズムであると指摘しているのを読んだ。こんな記事も放っといてはいけないのではないだろうか?

コメントの例

<残念だが驚く程のことじゃないね。日本人は水産資源に関しては強情だ。太地を見てみろ。科学調査と偽ってクジラを捕り、マグロのモラトリウムも無視だぜ>

<アジア人は象牙や虎やイルカを絶滅させたあとどうしようっていうの?>

<奴らの満足げな面を見てみろ。金で自然を搾取しやがって。マグロに金属の毒が入っている事を願うぜ>

和訳していて気持ち悪くなります。

以前は<日本に原爆が落せないのが残念だ>というのもありました。