やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

「トランプ対ハリウッド」村田晃嗣

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「トランプ対ハリウッド」

2017年03月01日 公開

村田晃嗣同志社大学法学部教授)

アウトサイダーの新大統領は「第二のレーガン」になれるか

http://shuchi.php.co.jp/voice/detail/3630

村田晃嗣教授。同志社大学法学部の先生。

確か安保法案を支持する学長としてテレビで拝見した事が。。

授業取らせていただいています。海洋問題とハリウッドの関係って見過ごせない。

この3月に出た上記の村田教授のVoiceの論文では、民主主義と映画の関係について

イメージを操作し、

大衆の支持を必要とし、

ストーリーがなくてはならない、

と分析している。ここで海洋問題の世論を操作するハリウッドが繋がるのではないか?

でもこれ日本映画に当てはまるであろうか?

ハリウッド映画の影響力はUNCLOSまでも無視してしまうのだ。デカプリオや映画The Coveの事だ。日本映画だとジブリなどのアニメが世界的な影響を持っているそうだ。

最後に日本映画『ゴジラ』と『シン・ゴジラ』を取り上げ日米関係が議論されているが、「われわれは何を求め、何をすべきかという主体的な問いと取り組みが必要であることは間違いない。」と評論家江崎氏と同じ論調なのが興味深い。

授業は村田教授が新たに執筆しているレーガンについて議論していくのだが、これもなかなか興味深い。修士課程の授業なので博士課程の学生は聴講の立場。宿題がないのがありがたい。だって海洋法関係資料の量は山のよう。他の本を読む時間もピアノも弾けないほどなのだ。