やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

「絶滅させるものならばやってみろ」

昨日書いた「マグロが絶滅は馬鹿の一つ覚え」のブログへのアクセスがすごくて、いつも一日千件くらいなのに2千件も。軽く書いたんだけど、やっぱり今話題の件なのだ。

引用した魚住氏の2014年のインタビュー記事があった。

http://www.oprt.or.jp/pdf/newsletter_65.pdf

「絶滅させるものならばやってみろ」

そうだと思う。

ジャーナリストはもう少し勉強して書いた方がいい。

魚住 「少なくともマグロに限定すれば、「絶滅させるものならばやってみろ」といいたいほどの資源ですよ。少なくなったと言われる太平洋のクロマグロでもまだ2万 以上の親がいます。大規模な漁業の対象となるのは、逆に言えばそれだけの資源があるということ。絶滅とかの議論とは次元が違います。

マグロの資源が悪化しているというのは、産業を支えられないレベルに向かって資源状態が落ちていっているということです。」