やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ローレンツ・フォン・シュタイン著『平等原理と社会主義』(3)

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プロレタリアトがどのように誕生したのか? ルイ14世の頃、パリには4万人もの貧民がいたがプロレタリアトは存在しなかった。 革命前、フランスには3つの身分しかなかった。貴族、聖職者、第三身分。 突然パリの人々が立ち上がり、国王を襲撃。プロレタリアトの身分を理解し、認識したのである、 彼らがロベスピエールを支持し、シュタイン博士は書いていないが、ルイ17世を残虐な手段で死に至らしめたのである。(以上20頁あたりの記述。他にも多々記述がありますが、頭に入りませんでした。)

ルイ17世の事は最近知った。とても書けないのでウィキで見て下さい。 フランス革命ほどむごたらしい、汚らしい行為は、人間史上ないであろう。日本でフランス革命を祝っていたって本当だろうか? なぜフランスでこのような事が起ったのか。

シュタイン博士はフランスには「国家」Staat という言葉がなく、「社会」ソシエテしかない、と言う。さらにルイ14世が「朕は国家なり」と言った事で、国王の人格と同一視された国家についての哲学的研究が消えてしまったと書く。(48ー49頁)

さらに、英国やドイツに比べ「宗教」と国家が離れてしまったため、革命後の秩序が回復できなかった。(この箇所は頁がわからない) シュタイン博士が、教えを請いに来た日本人に日本の歴史文化を基盤にした国家を形成せよ、と言ったのはここら辺に理由があるのではないだろうか? 次に、ルソーをフルボッコをしている箇所を書いて終わりにします。