国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員の古川勝久さんが推薦しいたワシントンポストの記事。
非常に興味深い。
何千人ものソ連の科学者が、職を失い未来を失った。
米ソの衛星、ミサイル共同開発の計画もあり、ミサイル技術の平和利用も検討されていたのだ。しかし、米国の対応がはっきりせず、とうとう頓挫してしまった。
そこに現れたのは北朝鮮だった。何百人ものソ連の科学者が北朝鮮に逃れる試みは阻止されたが、既に遅かった様子である。
ソ連の軍事情報、科学技術が北朝鮮に流れた。それが今の北朝鮮の脅威につながっている。
記事の内容はざっとこんな感じだ。
北朝鮮がミサイル技術を買う費用を日本のパチンコが支援していたのであろうか?
北朝鮮が提示したソ連の科学者の給料は月1200ドルで、母国の200倍というからソ連では月60ドルしかもらっていなかった、って本当だろうか?
職を失った科学者で思い出すのは過去に職と尊厳を失った軍人がいた国がある。ドイツだ。そして軍縮会議の後の日本。不満を抱えた彼らが国をどのように導いたか?
インターネットが米国一国支配から自由になった現在。今私たちはインターネットの脅威を見ているのでは?それを進めたのはなんと日本の内海善雄氏(ITU元事務総長)、そしてオバマ政権だった。
体制が崩壊することの恐ろしさ。技術の自由化の恐ろしさ。
Documents shed light on North Korea’s startling gains in sea-based missile technology
By Joby Warrick December 27