やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ポリネシアグループの拡大とポリネシアトライアングル

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ポリネシアグループにハワイ、ニュージーランドイースタ島(ラパヌイ)が新たに加わるというニュース。

2011年に創立された同グループはサモア、トンガ、ツバル、クック諸島、ニウエ、米領サモア仏領ポリネシア、トケラウ、ワリスフツナがメンバーであった。

現在このサブリジョナル組織はメラネシアミクロネシアにある。

メラネシアのスピアヘッドグループは、ニューカレドニアやパプアの独立を扱った非常に政治色が強い集まりだ。

ミクロネシアは、米国の影響のあるグループの集まり。笹川平和財団というか私はこのミクロネシアの地域協力を2000年頃から支援してきた。

ポリネシアはこの2つのサブリジョナル組織を意識してできたと言って良いであろう。特にアジェンダはないはずであるが今回ハワイ、ニュージーランドイースタ島が参加したことでポリネシア大三角形が形成された。すごい大きさのEEZが形成される。