日本の南洋統治を、南進を、そして民族自決を、さらに近現代史を理解するのに第一次世界大戦とヴェルサイユ条約は外せないんだ、とわかって数年。
「ヴェルサイユ条約」を勉強しなければ、と手に取ったのが『ヴェルサイユ条約』牧野雅彦著で副題にマックス・ウェーバーとドイツの講和、とある。
マックス・ウェーバーも講和会議に参加しドイツの講和を望んでいたのだ。「責任倫理」を説いたウェーバーは「戦争責任」を否定する。両者の「責任」はドイツ語では違う言葉である。(6−10頁)
しかし、結局ヴェルサイユ条約はウィルソンの案と違う形になりアメリカとドイツはウィルソン講和を巡り「共犯者」となっていく。(28ー29頁)
実は現在10位のプロジェクトを同時に抱え、この本を読む集中力が出てこない。全然知らないドイツ社会の話なのだ。
ちょっと時間をおいてきちんと読みたい。手に取って数頁開いた、という記録だけ。