やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

『日本占領と「敗戦革命」の危機』江崎道朗著ー第2章中国共産党による対日心理戦争

江崎先生の新刊『日本占領と「敗戦革命」の危機』一章ずつ読んでメモ書いています。

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日本で反日活動をする日本人が洗脳されたというのは、どこかで読んだり聞いたりしてきた。本書ではさらに詳しく書かれている。

ネタバレになるので今書いたけど、消しました。

一つだけ書いても良いかな、と思う箇所がある。戦前も戦後も日本人は中国人に優しく接しているようなのだが、中国人はそういう日本人をマジで解放してあげよう、と思っているということだ。

私が出会う数少ない中国人。中国の悪口は言わなのだけど良いことも言わない。それでみんな日本はいい、日本はいい、とこれは共通している。中国人を洗脳しなくても日本贔屓なのだから、サイバープロパガンダで日本文化を洗脳したらどうであろうか?

「この世界一の観光地京都は中国長安の都のコピーなのですよ。」

と中国人に言うと、うっと唸って言葉が返って来ないのだ。

「私はちは2000年近く同じ王朝維持し、小さい戦はありましたが都市を破壊するようなことはありませんでした。(小さい声で)米国がくるまでは。なので貴国から学んだこともこのように、そのまま残しております。」

中国人は唸る気配も見せなくなる。