やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

パラオ便宜置籍船ビジネスー幽霊船が徘徊する

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パラオ北朝鮮をも支援する怪しい便宜置籍船ビジネスは健在である。

何が海洋保護区だ。手つかずの自然だ。これがレメンゲサウ大統領と、亡くなったマケインと、マケインの友人のリック・ペリーエネルギ長官と、ペリーの友人の悪徳弁護士の共謀である事はパラオの人たちから聞いてきた。

さすがに国連が、トランプ政権がパラオの便宜置籍が北朝鮮を支援している事を指摘したので改善されるかと淡い期待もあったが、その気はサラサラないようだ。

ニュースはミャンマー南部のマルタバン湾を一月近くも、乗組員を載せないコンテナ船が徘徊していてこれがパラオフラッグという内容。旗国主義なので、一義的責任はパラオにある。

このコンテナ船2万トンの船で、インドネシア船籍であった。素人の想像だが、廃船の手間を省くため旗をパラオにしたのではないか?以前パラオの沿岸に現れた中国のカジノリバー船も同じだ。こちらはスクラップするとフィリピンの会社が買い取ったが、最近違法移民・労働で利用しようとし捕まったばかりだ。

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