やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

鯨の血まみれの尾を突き刺した旭日旗

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旭日旗に鯨の血まみれの尾を突き刺したチラシで広報されている講演会が11月13日にニュージーランドのオタゴ大学で開催。在NZ日本大使館宛に下記の文章を送りました。

 

在NZ日本大使館御中

先日オタゴ大学から下記の日本の捕鯨に関する講演会の案内が送られてきました。
捕鯨に関して自由に議論される事は好ましいことですが、旭日旗を使ったイメージ操作と受け止められる絵は日本に対する侮辱です。旭日旗は自衛艦旗でもあります。
大学関係者にクレームを入れたところ来週の講演を聞いてからクレームを、ということですが、例え講演内容が日本の捕鯨を支持する立場であっても旭日旗を使用したこの描写は日本人として受け入れがたい行為です。
先般の河野外相のニュージーランド訪問は2国間の協力を促進するものとして期待をしていたばかりです。
日本とニュージーランドの海洋管理を巡る建設的な議論と未来の協力を切に祈念しております。