やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

Transparency for Tuna and Casino with Chinese friend

Our Oceanと言うオバマ政権のフェイク海洋保護活動で、先日AIを利用した完璧なマグロ管理を披露したミクロネシア連邦のクリスチャン大統領。中国のカジノ進出を支持する法案を準備している事も書かれている。

AIを利用した完璧なマグロ管理を進めているのがTNCという環境団体。中国の漁業会社ルエンタイがバックにいる。
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肝心のこの記事に書かれているヤップ州の中国の投資だが、もうめちゃくちゃ。これもどーまとめていいのやら。私の気持ちは、「いったい米国はなんのためにミクロネシアを日本から奪い取ったのか?」

第二列島線上に位置するヤップ州への中国の攻勢は止む事はなさそうだ。リーダー達が盲判で契約書にどんどんサインをしてしまう。法も秩序もない島社会。これが昨日の州知事選挙にもおおきな影響を与えた。旧友が出馬しており私には人ごとではなくなってしまった。