やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

アメリカの本気(1)

2010年1月、ヒラリー・クリントン国務長官の時代にもアメリカの太平洋回帰が叫ばれたのだ。しかし国務長官がケチャップ屋の父ちゃんになった途端、アップルの元副社長を国務事務次官補に任命し、わけのわからないOur Oceanという海洋保護事業になってしまった!

 

トランプ政権のインド太平洋回帰はどこまで本気か?

本気である。動きが早い。日本追いついていない。

まずは台湾断交を急遽決定したソロモン諸島である。20年ぶりに平和部隊を復活する。

豪州のモリソン首相は中国が軍事基地を狙っている地域の海洋監視強化を指示。

amview.japan.usembassy.gov

ソロモン諸島と言えばケネディが日本と戦った場所。ケネディが始めた平和部隊!

本気のアメリカと日本は協調すべきだ。そして日米協力でケネディ大統領を忘れてはいけません。詳細は米国大使館の記述に譲りますが、戦いが終わった武士、騎士は互いを讃え、尊敬するもの。
今こそケネディと花見艦長の友情を思い起こすときです。