やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

米国が支援する、ソロモン諸島、マライタ島の林業、農業開発

https://www.solomonstarnews.com/index.php/news/national/item/25057-dr-morgan-in-auki-to-set-up-winrock-office

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 2019年9月、ペンス副大統領の面子を思いっきり潰す形で、ソロモン諸島が、独立以来の台湾支持から突然中国支持に。
 同時にキリバスの動きもあり、世界に衝撃が走りました。
 しばらくソロモン諸島、特に中央政府に果敢に反対姿勢を示したマライタ州のスイダニ知事の動きを追っていました。
 マライタの背景には米国がいます。トランプ政権NSCのポッティンジャーもソロモン諸島を訪ねています。約25億円の事業の事務所が3月に開設するとのこと。
 
事業名は:
Strengthening Competitiveness, Agriculture, Livelihoods, and Environment (SCALE) Program
 
事業内容は:
経済機会の開放と貿易の拡大、
森林ガバナンスを含む天然資源管理の改善、
アグリビジネスと小規模企業の開発の促進、
重要な小規模インフラと必要不可欠なサービスの拡大
台湾が長年支援してきた農業事業を引き継ぐのでしょう。