やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

パラオ、ウィップス政権の法機構改革(3)

これもウィップス政権法改革の一環と捉えてよいであろう。
以前であればおとがめなしで見過ごされていた麻薬密輸。誰もがやっていたことのようだ。
パラオ社会皆んな親戚で皆んな知り合いです。しかし今回は司法取引をして徹底的に調べ上げる覚悟が見える。
空港で逮捕された人物は Sayuri Okada と言う名前。一瞬日本人かとドキッとしたがパラオ人。しかし安心はできにない。パラオの犯罪の背景には1980年代の豊田商事事件以来、日本人の責任が大きいのだ。
 
This is also part of the Whips Government reform of the law. In the past, this would have been overlooked with no repercussions. Palauan society is all relatives and all know each other. But this time they are prepared to take a plea agreement and investigate thoroughly. At first I was a bit nervous because his name sounded Japanese, but he is Palauan. But there is no relief. The Japanese have been largely responsible for the crime in Palau since the Toyota Shoji incident in the 1980s.
 

 

以下機械訳です。
岡田氏、薬物所持の罪を認め、5年間の懲役刑へ
by Leilani Reklai - 2021年10月15日
麻薬密売事件の被告人である岡田小百合さんは、15年から25年の禁固刑と1万ドルから2万5千ドルまでの罰金が科せられる軽い重罪である「規制薬物(メタンフェタミン)の所持」について有罪答弁を受け入れました。
岡田さんは、より重い刑罰が科せられる規制薬物の密売と規制薬物の所持の2つの罪で起訴されました。
裁判所は、より軽い罪での司法取引を受け入れ、すでに服役した期間を考慮して懲役5年を宣告しました。岡田さんは罰金の支払いを命じられず、家族との関係を修復するために釈放され、10月21日に刑務所に出頭して服役することになりました。
岡田さんは、2021年9月6日のフライトでパラオに到着した際、「ハイリスク」の状態であるため、検査のために押収されました。
二次検査の結果、彼女の髪留め(スクランチー)の中から小さな透明プラスチックが発見され、その中にはメタンフェタミン(氷)の陽性反応が出た結晶性物質4.5gが含まれていました。
岡田さんは、裁判と判決が終わるまで身柄を拘束されました。 岡田さんは、今年10月21日に出頭して判決を受ける予定です。