やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ソロモン諸島マライタ州の混乱

10月27日の昨日は、ソロモン諸島マライタ州スイダニ知事への不信任案を巡って平和なのか暴徒の行進なのかわからないが、その提出を中止させる島民の動きがあった。暴動にはいたらなかったと思う。SNS ではたくさんの情報が出て来た。リンクできるもをここにコピーしておきたい。

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ソロモン諸島、マライタ島の母ちゃん、父ちゃん、エリートでない人々が、大国中国を相手に戦い、勝利を納めた瞬間です!
私一人で興奮してますかね? シェアできないので写真撮りました。
The moment when the mothers, fathers and non-elites of Malaita, Solomon Islands, fought and won against the great power of China!
Am I alone in the excitement?
I can't share, so I took a screenshot.
内容は以下の通り
最新情報 アシラウア氏、スイダニ氏に対する動議を撤回
本日、マライタ州のダニエル・スイダニ首相に対する不信任案の提出を予定していたイライジャ・アシラウア氏は、同首相に対する不信任案の提出を取り下げたことを発表しました。
午前10時過ぎ、アシラウア氏は、彼が現在収容されているアウキのマラ・モーテルまで平和的に行進してきた大勢の人々に応えて、このように宣言しました。
アシラウア氏が動議の撤回を宣言すると、騒々しい群衆は喜びに沸きました。ライブ映像では、アシラウア氏がホテルの高いバルコニーの前に立ち、動議を取り下げることを宣言しています。
しかし、観衆は撤回を確認する手紙に白黒でサインするよう要求しました。
SBMの理解では、その手紙は今日の昼過ぎにアウキ小学校のグラウンドで公開される予定です。
 
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不信任案は延期(中止?)されたものの、人々の怒りは収まらず。
家の前でお母ちゃんたちが座り込んだら、どんな男性でも通れません。太平洋島嶼国母系社会が多く、女性の地位が高いのです。日本軍はこれが理解できずに負けた。女性蔑視が亡国を導く。
You can' t take your eyes off Solomon Islands and Malaita.
The no-confidence motion has been postponed (cancelled?). But people are still angry.
When mothers sit in front of the door, no man can pass. Many Pacific island countries are matriarchal societies and the status of women is high. The Japanese military could not comprehend this and lost. Contempt for women leads to national exile.

 

Sogavare – stop pretending - Solomon Star News

 

ソガバレ首相は、マライタ州に鎮静を呼びかけていますが、スイダニ知事追放を執念をもって画策しているのは首相自身と、野党リーダーがバラしています。

 

平和の行進か、暴徒の行進か、、 People's powerであることには違いない