やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ソロモン諸島市民暴動(1)11月24日

11月25日の昨日、ソロモン諸島、首都ホニアラでソガバレ首相退陣を迫る市民のデモが行われたが、国会議事堂に放火、チャイナタウンの店舗、高校を放火、さらに略奪が起こり、ソガバレ首相は急遽金曜日早朝までの戒厳令を発動。

公開のFBではニュースをフォローしてきたがここにまとめておく。

 

ソロモン諸島の首都で、ソガバレ首相辞任を要求する国民が集まり緊張が高まっているとのこと。学校は生徒の安全確保のため朝から休講。

 

ソロモン諸島、首都ホニアラでの暴動。夜になれば沈静するかとおもいきや、中華街の高校に火がつけられたそうです。

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以下機械訳 確認していません。
マナセ・ソガヴァレ首相は、今夜7時から2021年11月26日(金)午前7時までの間、ロックダウンを命じました。
首相は、ホニアラの境界内における緊急権限(COVID-19)(No.3)規則(Legal Notice No.318 of 2021)の規則15(1)(a)(2)および17(1)(a)(b)に基づいてロックダウンを承認し、警察が執行することになりました。
警察は、ソロモン諸島のすべての市民、特にホニアラの市民に対し、今日の抗議行動を受けて、冷静に行動し、いかなる違法行為も控えるよう呼びかけています。
また、警察は、ホニアラの住民に自宅待機を呼びかけ、すべての親、首長、コミュニティ・リーダー、教会のリーダー、女性リーダー、若者リーダーに、違法な活動に参加しないようにメンバーと話し合うことを呼びかけています。
警察は、ロックダウンの期間中、ホニアラ全域で視認性の高いパトロールを継続するとしています。
デモ参加者は首都ホニアラで暴動や放火に広がり、政府は対応を迫られています。企業や貿易店に大きな被害が出ており、ククム地区やチャイナタウンでは略奪が行われています。
ホニアラの多くの住民は、このような長期にわたるロックダウンに対する準備ができていなかったため、ロックダウンがどの程度制限されるかはまだ定かではありません。

Prime Minister Declares Lockdown for Honiara - Solomon Times Online

 

マライタ州の理解が鍵。和解の儀式に参加しなかったマライタ議員がいるようだが、その原因は1927年まで遡る。
英国植民政府の徴税に反対した動きが虐殺事件になったようです。マライタ島内の分裂も大きな背景か・・

Wale on absence of Malaita MPs in DCGA at reconciliation - Solomon Star News

 

不満の核心は、州内の開発が不十分であると認識されていることで、長年にわたって約束されてきた多くの大規模な国家プロジェクトが、これまでのところ実現していない。
また、台湾との外交関係を解消して中国を支持するという国家政府の決定に反発しているダニエル・スイダニ州首相の下で、州政府との間で長期にわたる対立が続いています。
ジョージナ・ケケア氏によると、今日の抗議行動のきっかけは、これらの問題を解決するために行われた和解の儀式に、政府が十分に参加しなかったことにあるという。
10月27日のスイダニ知事不信任案を巡るデモ依頼、フォローしていなかったが、まだおを引いていたのですね。

Protesters take to the streets in Solomon Islands | RNZ News

 

動画、ホニアラの中華街に火が着けられ、人々は中国大使館に向かっているとのこと。

 

抗議者が国会の建物に火をつけ、首都ホニアラでは警察との衝突が起きている。

Solomon Islands Parliament building ablaze as protesters call for PM to resign