やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

安倍総理に見せたい:護衛艦きりさめ、パラオ入港 

2011年7月11日、パラオ、コロール、マラカル港に入る護衛艦きりさめ

安倍総理と進めてきたインド太平洋構想。その具体的なうごきが日本海軍(もう自衛の範囲を超えている)護衛艦きりさめのパラオ入港だ。2022年7月11日午前9時

インド太平洋派遣の一環として、きりさめが佐世保を出航した後の最初の訪問地である。

滞在期間は7月11日から19日と長い。この準備に私は関与してきた。

きりさめの活動がパラオの日本大使館にあった。

 

7月11日(月)午前9時頃から7月19日(火)午前8時頃まで、令和4年度インド太平洋方面派遣を実施中の海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」が、約180名の海上自衛隊員を乗せてコロール州のマラカル湾に錨泊する予定です。錨泊中、アイスボックス・パークや各自のボートの上から護衛艦「きりさめ」を見学することができます。
 パラオ訪問中、史上3度目となる日・パラオ親善訓練を行うとともに、約140名の海上自衛隊員がパラオに上陸し、旧海軍墓地の慰霊・清掃活動、柔道、ソフトボールや音楽を通じてのパラオ国民との交流、パラオ政府関係者との意見交換などを行い、日・パラオ友好関係の更なる醸成を図る予定です。日本とパラオは長い歴史を有する友好国で、両国は「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力を進めており、今般の親善訓練や交流は具体的な取組の1つです。
 海上自衛隊は、パラオ錨泊中、パラオの法令に従い、新型コロナウイルス感染防止のために必要なすべての措置を講じます。
 
海上自衛隊のインド太平洋派遣自体が私が2008年に立ち上げたミクロネシア海洋安全保障事業の成果であるが、今回の旧海軍墓地の慰霊・清掃活動、柔道は私が関与している。ここまで関与できると思わなかった。
2008年に立ち上げたミクロネシア海洋安全保障事業がインド太平洋構想の中で大きく動き出したのは安部政権、安倍総理のおかげである。
昨年の護衛艦かがの訪問も大きい意味があったが、今年は全く違うレベルの訪問になる。この「きりさめ」パラオ訪問が安倍総理への弔いとなってしまった。

11−19日という9日間の訪問の成功を祈ります。