やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて30年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

私をインド太平洋構想に導いた衛藤晟一議員

太平洋を渡り歩いて30年の私が一気に安倍政権の「インド太平洋構想」に範囲を広げるきっかけを作ってくれたのが衛藤晟一議員なのである。 先月シンガポールの学会で発表のリハーサルをしながら思い出していた。 2017年4、5月。私は古屋圭司議員が会長を務め…

日本ーバヌアツー中国を結ぶ仮想通貨犯罪(7)日本バヌアツ関係

今回「仮想通貨犯罪」しかも中国人による犯罪でバヌアツと日本が結びついてしまった。Plustoken という投資商品は世界中を相手にしていたようだが、日本も大きなお客さんだったのであろう。利子が10%とか書いてある。 バヌアツと日本の関係を少し整理して…

読書メモ『大東亜戦争と「開戦責任」』中川八洋著

波多野澄雄先生のアジア主義の本を再度図書館に借りに行ったら隣にあった本である。面白くて一気に読んでしまった。多分江崎先生のコミンテルンの本を読んでいなければ「トンデモ本」と思ったかも? そもそも意味不明だったかもしれない。 江崎先生の主張と…

日本ーバヌアツー中国を結ぶ仮想通貨犯罪(6)世界最貧で世界一幸せな国バヌアツ

ここで少しバヌアツという国について書いておきたい。 1. 3千年の多民族国家 ニューカレドニアから飛行機で1時間。南北にYの字型に100位の島が散在し、100位の言語、すなわち民族がいる。 人間の歴史は約3千年でパプアニューギニア東部から渡って…

商業捕鯨を再開すると南極での活動ができなくなる理由

美味しそう! 昨日読んだ森下、岸本論文の下記の部分が気になり、これこそ今度の国際法学会の主要テーマ「多元化する条約体制による秩序形成と維持」なのではないかと条約を当たってみた。以下の条項だと思うが違うかもしれない。 環境保護に関する南極条約…

「商業捕鯨再開へ向けて」森下、岸本論文

ウェブで偶然見つけた捕鯨関連の論文だ。掲載場所と日時が明確ではないのだが資料の最後にある下記の連載記事を集めたものかもしれない。 森下丈二、みなと新聞連載「商業捕鯨再開に向けて」(2015 年 2 月 19 日から 11 月 12 日、隔週、計 20 回)。 50ペ…

日本ーバヌアツー中国を結ぶ仮想通貨犯罪(5)『金融ダークサイド』猫組長著

南の楽園、太平洋島嶼国は実は犯罪の楽園、しかも世界第1級の越境犯罪の楽園、であることはこのブログを読んでいただいている方にはわかっていただけたと思う。 私はかなり早くから、つまり数十年前から島を歩き回っている中で肌で感じてきた。まさか、とい…

舞鶴地方総監部幕僚長 海将補 関口雄輝 講演会のお知らせ

インド太平洋研究会で10名わくいただきました。 主催者、日本青年国際交流機構、一般財団法人青少年国際交流推進センターは私が20代の時に設立に関わった団体です。 今回、ご縁をいただいて舞鶴地方総監部幕僚長 海将補 関口雄輝氏の講演会を企画させてただ…

日本ーバヌアツー中国を結ぶ仮想通貨犯罪(4)パスポート販売

Vanuatu Immigration: Moving to Vanuatu with VRP MENA イメージ写真を探していたら見つけたバヌアツのパスポート、市民権売買のサイト。レバノンにある! 太平洋島嶼国の特徴的な収入源としてsovereignty business - 主権ビジネス、がある。特徴的なのがパ…

日本ーバヌアツー中国を結ぶ仮想通貨犯罪(3)

6月29日の記事で中国人インターネット詐欺が捕まった後、バヌアツデイリーポストの取材は続くが下記のように政府から全く情報は入手できない。 誰が逮捕されたのか? どのような罪で捕まったのか? 11名の中国人警察官がバヌアツに滞在しているがどこが所管…