2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧
9月27日のパラオ大統領予備選の途中結果。 地元メディアの情報で、公式情報ではありません。 開票数7,717で在職のレメンゲサウ大統領が首位を走っている。 この予選で候補者が2人に絞られる。3、4位の反レメンゲサウ候補の票がスランゲル氏に流れる可…
米国国務省が仕切るOur Ocean 2016 があまりにも酷い話で終わってしまったので、気になっていた「明るい」話をメモしておきたい。 Our Ocean で検索をかけていた時見つけたケネディ大使のツイッターだ。 ツイッターには 「宮城県気仙沼湾の「カキじいさん」…
<クック諸島のメガ海洋保護区> 地球の表面積3分の一を占める太平洋に散在する島嶼。 キリバス、パラオ、ハワイ、ニュージーランド、そしてクック諸島もメガ海洋保護区を制定した。 クック諸島が宣言したのが2012年8月。 クック諸島はパラオと同じ位の人…
日水が、ニュージーランドの大手水産業Sealordの50%株主でその経営に貢献している事が今ニュージーランドで議論されているメガ海洋保護区に影響を与えている事を知り思い出したニュースがある。 2013年に遡るが、日本のマルハが豪州の代表的水産会社Austral…
朝からパラオ大統領選を巡る速報が入った。 レメンゲサウ大統領が指名したテキサス州の悪徳弁護士ジョン・ブラッドリーパラオ司法長官が辞表を大統領に提出したという事だ、 任期は来年1月だが、この11月で終了する。 このテキサス州の弁護士とそれに繋が…
New Zealand’s Territorial Sea, EEZ and the BPAs and Seamount Closures within it (Source: Deepwater Group.org; Also see from Fig.1. From Helson et al. 2010. Private rights, public benefits: Industry-driven seabed protection. Marine Policy, …
なぜか国務省が主導する米国の海洋政策。 そう言えばPEWとの関係の深いジェーン・ルブチェンコ博士をNOAA長官に配置し、オバマ大統領の下で一気に海洋政策を策定したのであった。パブリックコメントには私も意見を出し、ホワイトハウスのウェッブに今も掲載…
なぜか国務省が仕切る米国の海洋政策。 背景にはプロパガンダが得意なPEWがいる。(PEW自身がプロパガンダしています、と言ってます。)ハリウッドとの強力なコネがあるとも豪語してましたが、その一人がレオ・デカプリオ。 Our Oceanはこれが2回目。 こちら…
チャールズ皇太子の講演 9:45辺りから 米国務省ケリー長官が英国のチャールズ皇太子を第3回Our Oceanの会議に招いた。 PEWの入知恵であろう。 チャールズ皇太子、自身の財団を持っている。1979年創設。 The Prince of Wales's Charitable Foundation http:/…
なぜか国務省(とPEW)が仕切る米国の海洋政策。 Our Ocean 2016の会議には各国の外相が招かれた。 その一人が豪州のジュリー・ビショップ外相。 「海洋保護区設置するのも大事だけど、海洋保護区をどうやって運営して将来に投資するかの方が大事なのよ。(…
http://ourocean2016.org/ 8月末から9月初旬、国連のBBNJ、ハワイのIUCN総会、そしてワシントンDCで開催されたOur Ocean 2016 と海洋関連会議は目白押しだった。 どれをどのように整理すべきか悩みつつも、なぜか海洋の専門ではないはずの国務省(と多分PE…
(20年前に書いた2つ目の修論です。表がうまく入らないので後日修正します。) 国際協力による太平洋島嶼地域の情報通信支援政策 -PEACESATのケーススタディを通して- 早川理恵子 1999/1/10 第4章 英・米・日の太平洋島嶼国政策と通信政策 本章では太平…
(20年前に書いた2つ目の修論です) 国際協力による太平洋島嶼地域の情報通信支援政策 -PEACESATのケーススタディを通して- 早川理恵子 1999/1/10 第3章 PEACESATの誕生から現在まで 広大な太平洋に散在する島嶼国にとって、情報通信開発は宗主国との協…
普段は一杯10円から30円のパンプキンポタージュ、と書くとかっこいいが、要はカボチャ汁の我が家であるが、年に一度位はと思い、貴船の川床で鮎の懐石ランチ、3,450円コースを娘といただいた。 母「これでパンプキンポタージュが100杯以上の値段だよ。」 母…
娘にせがまれて「猫カフェ」に行った。 お店で渡された注意事項に「猫に触っても、抱っこしてもいけません。」とあり、娘は落胆していた。 1時間ほど待って通された部屋には、猫が4、5匹。私たちを含めてお客さんが3組。 私は関心がなかったので、角の椅…
左から ニューカレドニアの紋章、旗(非公式)仏とニューカレドニアの旗、仏領ポリネシアの旗、紋章 1971年、未だ冷戦まっただ中で太平洋の海が、島が、西洋列強にとって安全保障上重要だった頃、自分たちの事は自分たちで決めたいとまさにself-determinatio…
国際協力による太平洋島嶼地域の情報通信支援政策 -PEACESATのケーススタディを通して- 早川理恵子 1999/1/10 第2章 太平洋島嶼国の情報通信 1. 通信の現状 太平洋島嶼国の通信の特徴は、旧宗主国の通 信事業者による独占経営という点にある。1970年代半は…
ハワイで開催されたIUCNの総会での、パラオ、レメンゲザウ大統領のスピーチ。 他にも気になる内容がある。以下大統領のスピーチから。 パラオのEEZ80%を海洋保護区とした(この小国の)努力は世界に貢献したか? 現在の世界の海洋保護区は2%である。科学者…
オバマ大統領と会ったレメンゲサウ大統領そのままハワイで開催されたIUCN-国際自然保護連合の総会に参加し開会スピーチをしていた。 このスピーチの中で、オバマ大統領に説教した事を披露している。 「今日オバマ大統領はミッドウェーに行っているようだが、…
20年前に渡辺昭夫先生のご指導を受けて書いた修論が必要になり、やっと見つけた。 ウェッブ用に編集されていたので、ワードに修正しているのだが、懐かしい。 この修士論文に書いた内容は財団業務で得たものだし、20年前に書いたので古い情報もあるし、今…
自らが強く要請した日本からの直行便(全日空)が就航した日、パラオのレメンゲザウ大統領はハワイにいた。 ハワイでオバマ大統領に会っていたのだ。 米国の対太平洋島嶼国支援の窓口とも言えるハワイの東西センター内にあるPIDP(Pacific Islands Developmen…
地元紙Island Timesのトップ記事となったANAの直行便。 肝心のレメンゲサウ大統領はハワイでオバマ大統領と。 (アメリカはんは何もしてくれまへんでえ) 8月30日、200人の乗客を乗せたパラオへの直行便(チャーター)が日本から到着した。 パラオで開催さ…
新渡戸の日本史に神武がマレイ、即ちオーストロネシア語族の可能性が、とあって、急に神武が気になり、橿原神宮まで行った。 オーストロネシア語族、即ち太平洋島嶼国の人々である。 橿原神宮で開催されていた皇学館大学白山教授の特別講演も伺った。 白山教…
一橋大学で開催されたアマルティア・センの学会開催中、WCPFCの気になるクロマグロ管理会合が8月29日から9月2日まで福岡で開催されていた。 議長は宮原さんだ。今回は太平洋の東半分を管理する全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)との合同開催。 日本が主導す…
太平洋問題調査会 ー IPRの存在はなんとなく知っていたがきちんと勉強した事はない。 しかし、この調査会に関する研究も多くはないのだそうだ。 太平洋問題調査会は新渡戸稲造が1929年からしっかり関係している。 反日のラティモアが1933年のカナダの会議以…
丸山真男は30年程前、一度手にしたが2、3頁読んで何を言っているのかわからず捨てた記憶がある。小室直樹さんが「浅学非才」と同氏を形容していて、わからなくてよかった、と思った記憶もある。 筒井清忠先生が丸山真男をフルボッコしている同書をFBFの方…
『追想 松本重治』に伊藤隆氏の松本批判がある事を、伊藤隆著『歴史と私』に自身で書いてあり始めて知った。 伊藤氏は最初悪くしか書けないからと断ったらしいが、再度要請があり書いた、と『歴史と私』に書いてあった。3頁の短い文章であるが、当時の背景…
アマルティア・センの学会で心に残る講演がもう一つあったのでメモだけしておきたい。 マイケル・マーモット世界医師会長である。 “Social Determinants of Health”(SDH)ー 健康の社会的決定要因 の話である。健康や寿命が社会的要因に左右されるという話…
1991年に財団に入って、ICT(情報通信)の事業、USPNetが一つの重要な担当事業となった。 ICTのイロハもわからず手探りで学び行動する5、6年が過ぎた。日豪NZのODA案件になったところで、体系的に学びたいと思い、渡辺昭夫先生の門を叩き2つ目修士を取っ…
パラオ大統領選、もう一つニュースがありました。 アマルティア・センの会議で忘れていたようです。 パラオの地元メディアPacific Noteの記事。 "Surangel Jr Leads in New Online Poll" September 1, 2016 Bernadette Carreon http://www.pacificnote.com/#…