やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

島と海のネット第1回総会報告 その4

島と海のネット第1回総会は事務局側に位置するのだと思うが、自分の役割が今ひとつ明確でなく、手持ち無沙汰であった。 それで会議中に積極的に発言、質問をした。 パラオ国際珊瑚礁センター所長の古い知り合いでもあるイム博士に、質問をぶつけてみた。 「…

島と海のネット第1回総会報告 その3

日本財団は(多分笹川平和財団といっしょにだと想像するが)日米豪の協力で海洋管理機構を設置する、という内容だ。(記録がなく、文言は正確でない)スピーチ後、参加者の皆さんから「すごいわね、何やるの?」と質問を受けた。 これこそ、当方が羽生会長か…

Theme of PALM7 was Tuna

PALM7 was held 22-23rd of May at Iwaki, Fukushima, Japan, and - Fukushima Iwaki Declaration -“Building Prosperous Future Together” was adapted. The Maritime issue became an independent agenda since the last PALM6. This was one of suggestio…

Gambling in Japan

I had an opportunity to explain gambling in Japan to Minister Hon Ralph Regenvanu during his visit to Japan. However I found that I was slightly wrong, as well I could not explain the whole picture of it. Let me summarize here, but as I am…

島と海のネット第1回総会報告 その2

島と海のネット第1回総会では、オンラインでは、インターネットでは得られない数々の情報が得られた。やはり人の顔が見れる情報は、サイバー情報とは質が違う。 今回の島サミットの目玉は以前ブログでお伝えした通り「マグロ」 漁業がこんなに強調されて島…

島と海のネット第1回総会報告 その1

第7回島サミットのサイドイベントとして開催した「第1回島と海ネット総会」が5月25−26日の両日200名以上の内外からの参加者を得て無事終了した。 この島と海ネット事業は、昨年サモアで開催されたSIDS会議で姉妹団体の海洋政策研究財団の寺島常務から…

利用されないODA

元フィジー大使だったという方からレセプションの席ではあったけれど、日本のODAで供与した船が利用されなかった、という話を聞かされた。 船は海にプカプカ浮かび、現地の地域国際組織SPCが使用料を払って利用していたという。 その利用目的が当初のODA支援…

<その3>第7回太平洋島サミットの見所 またもや私が主導した太平洋の海洋新秩序

今朝の新聞各紙が、島サミットに関連し、海洋新秩序の事を取り上げたので、また書きたくなりました。 <私が主導した太平洋の海洋新秩序> 島サミットに「海洋問題」が独立アジェンダとして盛り込まれたのも前回の第6回島サミットからである。 これを、大洋…

<その2> 第7回太平洋島サミットの見所は”マグロ”だった!

第7回島サミットの宣言が出ました。 第7回太平洋・島サミット(PALM7)「福島・いわき宣言-共に創る豊かな未来-」(仮訳) http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/ocn/page4_001213.html The Seventh Pacific Islands Leaders Meeting (PALM7) Leaders’ Declar…

<その1> 第7回太平洋島サミットの見所

”今度の島サミットの見所は何か? 渡邉昭夫” 当方の恩師、笹川太平洋島嶼国基金二代目の運営委員長、そして何よりも戦後初の日本の安全保障政策「樋口レポート」を実質的に執筆された渡辺昭夫先生から質問をいただいた。 回答はブログにもあげます、とお伝え…

日・フィジー首脳会談

以下、官邸のウェッブから。 【平成27年5月19日、安倍総理は、総理大臣官邸でフィジー共和国のジョサイア・ヴォレンゲ・バイニマラマ首相と首脳会談等を行いました。 まず、儀仗隊による儀礼に続き、両首脳は会談を行い、その後共同記者発表を行いまし…

意外と素直な羽生会長

「がんこなんだよ」 「意外と、がんこ、ですね。。」 寺島紘士 の件で、羽生会長との意見が一致した。 <意外と素直な羽生会長> 羽生会長はがんこであろうか? 数年前、 「頭がおかしいと思われるから絶対誰にも言わない方がいい。」 と羽生会長から言われ…

Islands and Oceans Net (IO Net) 1st General Meeting

Islands and Oceans Net (IO Net) 1st General Meeting 25 – 26 May 2015 University of Tokyo Ito International Research Center – Ito Hall Organizer Ocean Policy Research Institute of the Sasakawa Peace Foundation – Islands and Oceans Net Secre…

米国内の反日運動ー傾向、分析、対応

新渡戸稲造全集の第4巻を購入した。 植民政策について、矢内原先生が監修しまとめられている。その後ろの方に「論文•時評など」として小論が20本ほど掲載されている。 その中の一本が「米国の対日態度に就いて」(改造、昭和8年5月)である。読み始めてす…

筒井清忠著『近衛文麿ー教養主義的ポピュリストの悲劇』

近衛文麿 ー その名前は知っていたがどんな人物であったのかを知り始めたのは近現代史に興味を持ち始めたここ数年である。 そして、何が何でも知りたくなったのは、『南洋群島の研究』を著した矢内原忠雄が東大を追われた時に辞表を書いた相手であり、矢内原…

キリバスと栗林徳五郎氏

私が笹川平和財団に入った1991年4月。その時点で前任者が立ち上げた事業がいくつかあり、その内2つがキリバスの事業であった。 一つは合気道支援。一つは留学生への奨学金支給だ。 前任者は私が来る1週間前に辞めていて事業の経緯を聞く事はできなかった…

環礁の島は沈まない

マーシャル諸島のジャーナリスト、ギフ•ジョンソンが、島は沈まないという内容の記事を書いた。 “So far, most atolls winning the sea level rise battle” http://pacificpolicy.org/2015/05/so-far-most-atolls-winning-the-sea-level-rise-battle/ 多くの…

ミクロネシア連邦新大統領はポナペから

ミクロネシア連邦の大統領、副大統領、議長が本日決った。 Presidency Peter Christian, (Pohnpei State) Vice. President Yosiwo George (Kosrae State) Speaker Wesley Simina (Chuuk State)

926米ドルの不正使用で大臣を更迭

ミクロネシア連邦の地元紙カセレリアプレスの記事である。 あの、ICT制度改革を進めた、そしてミクロネシア海上保安事業を進めたフランシス・イティマイ大臣がモリ大統領からこの4月に更迭されていたのである。 しかも記事よると出張中に本来使用してはいけ…

ペリリュー戦没者遺骨送還

小津の映画を二本続けて観た。 『秋刀魚の味』と『麦秋』。 2つとも戦争の記憶がちらっと描かれているのだが、これがあるとないとではこの映画のテーマであろう「ごく普通の家族の幸せ」が浮だってこないのではないか、と思った。 話は飛んで在パラオ米国大…

フィジーバイニマラマ首相豪NZをこき下ろす

昨日、5月6日のPIDFの会議でのフィジー、バイニマラマ首相のスピーチがすごい。 HON PM BAINIMARAMA SPEECH AT MEETING ON AGREEMENT TO INSTITUTIONALISE PIDF http://www.fiji.gov.fj/Media-Center/Speeches/HON-PM-BAINIMARAMA-SPEECH-AT-MEETING-ON-AG…

Deep Sea Mining の対話を始めたバヌアツ

4月の統合に伴って笹川平和財団の常務理事になられた寺島常務に、バヌアツのラルフ・レゲンバヌ国土大臣を紹介させていただいたのは、彼のお父さんセシー・レゲンバヌ氏が独立運動の志士で且つ1988年に開催された笹川平和財団主催の島嶼国会議に文部大臣と…

FSM連邦政府, ポンペイ州知事を刑事訴追

ミクロネシアを襲った超大型台風メイサークのニュースを探していた時に見つけたニュースである。 在ミクロネシア、日本大使館が発行しているミクロネシア情勢(2015 年 3 月分)。 連邦政府がポナペ州知事を「司法妨害及び国家侮蔑」のかどで刑事訴追した、と…

太平洋諸島フォーラムと海洋問題

太平洋諸島フォーラム(PIF)はIONet事業の主要パートナーである。 PIFが海洋問題をどのようにその組織の中に位置づけているのか整理したい。 まずPIFの主要活動領域が下記の3点。 1.経済ガバナンス 2.政治ガバナンスと安全保障 3.戦略的パートナーシッ…

ソマレ閣下、旭日大綬章を受章

パプアニューギニア建国の父、マイケル•ソマレ閣下が最高位の旭日大綬章を受章された。 下記は平成27年4月29日付けの政府資料である。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000078270.pdf しかも青年独立運動の志士、ソマレ閣下が建国したパプアニューギニア…

パラオ海洋保護区の進捗

レメンゲサウ大統領が掲げる「海洋保護区」しかも100%の商業漁業禁止を目指している。 政権発足と共に御旗に掲げ、世界のセレブ、ビリオネラー、プロパンガンダ環境組織を味方に前進してきた。 パラオ議会が一向に審議に入らないのに業を煮やして、若者…