我が家の皿洗い機が故障して、この数日は流しで昔ながらの皿洗いを楽しんでいる。
普段は機械がやってくれる、洗い→リンス→乾燥、という作業を娘とやるのは結構楽しい。
「お母さん楽しいね。」と娘も言ってくれる。
本当は洗った食器を置くカゴがあればそこにしばらく置いて水を切ってから布巾で拭く方がいいのだが、このカゴがない。よってリンスしたそばから次々に娘が拭いて食器棚に収めてくれる。
さて、当地ではこの皿洗い機も洗濯乾燥機も標準装備。ない家の方が少ない。
洗濯乾燥機は電気代がすごいし、干した後のパリッとした感じがないのであまり使用しないが皿洗い機は愚夫よりも役に立つ。もう「あなたなしでは生きて行けない」位大事な機械となってしまった。
で思い出したのが日本人のおじさん達との出張中の会話。
「早川さん、もう出張報告書書いたの?頑張るね〜。」
「みなさんはいいですよ。母親の私は家に帰ると出張中の家事が待ってますから。」
「僕も奥さんがいない時は洗濯位するよ。」
ホー。洗濯機に洗剤を入れてボタンを押す姿は想像できても、洗濯を干す姿が想像できない。
「ちゃんと、伸ばして干してますか?」と余計なことを聞いた。
「家は乾燥機があるから。」
ナンダ、家の父ちゃんと同じか、と呆れていたら勘違いした元大使の発言がすごかった。
「事務次官ともなれば家に乾燥機があるんだよ。」
きっと日本でしか通用しない発言だよな。吹き出しそうになるを堪え、勿論黙っていた。
とにかく、皿洗い機の復活が待ち遠しい。