高岡熊雄著『ドイツ南洋統治史論』をこのブログでまとめ始めてからすっかり”ドイツづくし”になっている。
近くにオープンしたドイツ人の経営するお肉屋さんで本場ソーセージとザウアークラフトを買い込んで、食事までドイツ。
モーツアルト、シューベルト、ベートーヴェンのピアノ曲を弾いてもなんとなく今まで違う感覚。
ピアノの巨匠、シュタインウェイも1848年の革命を機に米国に移民した多くのドイツ人の中の一人であった。人と共に技術も資本も大きく米国に流れたのであろう。
高岡熊雄博士から少し離れて下記の本と2つの映画も入手した。
映画
「バルトの楽園」
菅原出さんの『アメリカはなぜヒトラーを必要としたのか』のあとがきに、「戦前の米独関係、とりわけ両国の経済界が密接に結びついていた事実に驚愕し、..」とある。まさに、驚愕、驚愕、驚愕の連続。米国とドイツの意外な、そして驚愕の事実が次々と明かされている。
それは軍よりも商を優先した拡張政策、植民地政策を実施したビスマルク時代にさかのぼるのではないだろうか?
そして日独関係である。あのお菓子のユーハイムが、日本のゴム産業が第一次大戦のドイツ捕虜によって齎された事を始めて知った。お菓子はともかく、ゴムと言えば、日米の戦争が始まって米国を悩ませたのはゴムである。
明治憲法プロイセンを参考にし、新渡戸稲造も高岡博士もドイツで学んだ。(19世紀後半、そのころ博士号を出していたのは世界でドイツだけだったそうだ。)
現在、太平洋に残るドイツの面影はわずかである。しかしそのわずかな面影が太平洋の歴史を大きく変えてきた事は否めない。
高岡熊雄著『ドイツ南洋統治史論』、次回はマーシャル諸島です。
(おまけ)
ドイツは日本に次ぐ経済大国である。
2011年 名目GDP順位(億ドル)
米国 150,940
中国 72,981
日本 58,672
ドイツ 35,706