<2011年2月のニュースです。>
ボートへの侵入、強盗が続くマーシャル諸島の首都マジュロ。かつては寄港する船舶の「平和な天国」と呼ばれていた。
自らもヨットに住む、マーシャル諸島NGO協議会のディレクターBonny Taggart氏は「クルーズ関連のウェッブサイトではマーシャル諸島で海賊行為が多発すると報告されている。悲しい事態となった。公式に世界で2番目に危険なヨットの停泊港、となってしまった。」と言う。
現在までに地元及び国の警察が、頻発するヨット強盗に対する捜査を行っている様子はなく、ヨット所有者の間に不満が高まっている。
マーシャル諸島には南太平洋の台風シーズンを避け1月から6月約30隻のヨットが停泊する。
ヨット所有者は「過去3、4ヶ月の間に12回以上の強盗事件があり、何百万円ものギアが盗まれ、ヨットも破損している。」と言う。
マーシャル諸島観光局担当者もこのままでは観光客が減ってしまう。特に、観光を支えるヨット産業が衰退する影響は大きい。離島への観光客がなくなれば、離島への生活物資を運ぶ伝手さえ失ってしまう。
以上、下記のニュースを抜粋翻訳しました。
Yacht break-ins worry Marshall Islands
MONDAY, FEBRUARY 07, 2011 12:00AM BY GIFF JOHNSON - FOR VARIETY
<コメント>
この話、マーシャル諸島の友人から聞いていたのですが、今日たまたまニュースを見つけたので簡単に訳させていただきました。
再来週マーシャル諸島出張が入ったので現状も含め情報収集したい、と思います。
記事の中で観光が離島への足を支えている話しがありますが、八重山諸島も同じです。石垣港からは現在ひっきりなしに離島への船が離発着していますが、観光客がいなれば成り立たない、と八重山観光フェリー池間社長から伺った事を思い出しました。
また、警察が機能していない、というのは気になる話しです。それよりも強盗の背景にある貧困問題が深刻かもしれません。但し島で強盗すればすぐ誰かわかりますから組織的犯罪の可能性もあります。