太平洋島嶼国の票を援助で買っているのはロシアだけではない。
米国と自由連合協定を締結しているマーシャル諸島およびミクロネシア連邦、パラオ共和国は、国連におけるキューバ問題やパレスチナ問題では米国の好ましい投票行動を取るよう要望される。
その結果、キューバからの医療支援は打ち切られ、UAEが太平洋島嶼国のために設立した100万ドルの再生エネルギー基金にアクセスできなくなってしまった。
マーシャル諸島のフィリップ・ミューラー外相は米国とイスラエル高官に対し、失った援助に代わる支援を要請すると共に、今後国連での投票行動が同国を不利な立場に導かないよう検討する必要がある、と述べている。
Good newsは来月3月にはイスラエルから高官及び貿易大臣とビジネス関係者がマーシャル諸島を訪問し、この一月に就任したマーシャル諸島大統領がイスラエルに招待されていることだ、そうである。
<参考ニュース>
RMI LOSES AID BY VOTING WITH US AT UN: FOREIGN MINISTER
Muller says Marshalls ‘penalized’ for Israel, Cuba votes
By Giff Johnson
http://pidp.eastwestcenter.org/pireport/2012/February/02-06-08.htm