天皇陛下の即位式に関連し誰も取り上げていない十七条憲法の十二条。
「国に二君なく、民に両主はない、国の内の人々は、唯一人の天皇を唯一の主人とみとめると。」
私は新渡戸稲造の『日本-その問題と発展の諸局面』を読んでメモをこのブログに書いた。きっかけは現憲法の「象徴」の起源がここにあるのではないか、という疑問だった。新渡戸は天皇制とは何か、聖徳の役割と共にかなり詳しくここで議論している。
上記ブログより
新渡戸は十七条憲法を紹介。日本の国家統治、統一政府形成、君主制の原則堅持が太子によって基盤が作られた事を説明する。
十七条憲法の十二条に「国に二君なく、民に両主はない、国の内の人々は、唯一人の天皇を唯一の主人とみとめると。」ある。
(『日本-その問題と発展の諸局面』新渡戸稲造全集第18巻、2001、69頁)