やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

日本数寄

日本数寄

 2010年3月8日に始めたこのブログも130回になった。

 早くカテゴリー分けをしようと思っているが、一つの話に海洋、安全保障、ミクロネシア、オーストラリア等々と多くのキーワードが絡み、どうカテゴライズしていいのかまだ迷っている。

 太平洋の島の話に紛れて育児のことをたまに忍ばせている。「年寄り母さん奮闘記」のカテゴリーをあげた。

 もう一つ、日本や京都についてたまに書いているのでこれもカテゴラズしてしまおうと思う。

 カテゴリーのタイトルは「日本数寄」。

 松岡正剛さんの本『日本数寄』からそのままいただいた。

 「数寄」は「素く」「空く」「好く」「鋤く」「透く」「漉く」「梳く」。

 いろいろな漢字が当てはめられている。昔、中国から漢字をもってきて、日本の文化に当てはめて行く編集作業って面白かっただろうな、と想像する。

 もともと「日本」は好きだった。

 それが海外に暮らしてもっと気になる存在になった。なんせ、日本を代表して日本文化を語る機会が結構あるのだ。

「芸者はプロスティテュートですか?」

「ええ、いやー。どうでしょうか。スミマセン、ワカリマセン。」

 娘に日本語を教えることになった。日本語教育イコール日本文化教育なのだ。子供に日本文化を語れない。やばい。

「なぜ、漢字とひらがなとカタカナがあるのか?」

「なぜ?ンンン、なぜかな~?スミマセン、ワカリマセン。」