やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

センスオブワンダー 海辺の生き物

 レイチェルカーソンを気取って子供達を連れ、引き潮時を狙って海辺に出た。 奥深い入り江になっており、海辺は海の生き物でいっぱいだ。 「これ、なーに?」 「えーっと、カニ」 「あれ、なーに?」 「鳥」  これじゃ話にならん。日本語だってわからないのに外国の海の生き物の名前なんか知るもんか!  格好がつかないので、取りあえず「鳥」から勉強する事にした。
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 White Face Heron。ウィキによるとオーストラリア、ニューギニア、トレス諸島、ニュージーランドに生息。
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Variable Oystercatcher (Haematopus unicolor) ニュージーランド固有の鳥。マオリ語ではトレアパンゴ。ストローのような長く細い嘴。写真はウィキから  バードウォッチャーでカメラマンでもある東海大の中島功先生に連絡したところ、とんでもない鳥がいる事がわかった。なんとニュージーランドから沖縄までノンストップで飛ぶ鳥がいるそうである。
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オオソリハシシギ(湿地・草原)である。マオリ語ではクアカ。Bar-tailed Godwit。  NZの鳥の一部(カツオドリ、オオミズナギドリ、ウミツバメなど)は、日本近海まで飛んで来るそうだ。