安倍論文ー"Asia’s Democratic Security Diamond"はlawshipよりもwarshipの存在を強調した刺激的な内容であったが、1月アジア訪問中に披露される予定であった安倍首相のスピーチはlaw ー「法」が前面に出ている。
このスピーチもアルジェリアでの邦人拘束事件で急遽帰国となったため、あまり広く知られていなようで残念だ。
下記に全文がある。
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/20130118speech.html
英文はこちら
"The Bounty of the Open Seas: Five New Principles for Japanese Diplomacy"
五原則だけ抜粋する。
第一に、2つの海が結び合うこの地において、思想、表現、言論の自由――人類が獲得した普遍的価値は、十全に幸(さき)わわねばなりません。
第二に、わたくしたちにとって最も大切なコモンズである海は、力によってでなく、法と、ルールの支配するところでなくてはなりません。
第三に、日本外交は、自由でオープンな、互いに結び合った経済を求めなければなりません。交易と投資、ひとや、ものの流れにおいて、わたくしたちの経済はよりよくつながり合うことによって、ネットワークの力を獲得していく必要があります。
第四に、わたくしは、日本とみなさんのあいだに、文化のつながりがいっそうの充実をみるよう努めてまいります。
第五が、未来をになう世代の交流を促すことです。