やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ニュージーランドの海の週間

ニュージーランドでは3月2−10日が海の週間だった。

娘から「お母さん、なぜ海の水は塩辛いの?」と突然聞かれ「スミマセン。わかりません。」と素直に謝った。親には迷惑な海の週間!

ニュージーランドと日本では教育の制度も違うし、環境も文化も違うので比べてはいけないが、日本の「海の日」。今ひとつ盛り上がりに欠けるらしい。

その日の前後を入れて週間にしたらどうでしょう?

海の日は休暇になっているので、学校行事が組ずらいかもしれない。

詳細はこちらをご参照下さい。

http://www.seaweek.org.nz/

昨年は学校からの依頼で、海苔巻きを300個くらい作らされた。お寿司=海、らしい。

中味はキュウリとニンジンだったので、辛うじて海苔が海と関係ある。

こういう発想は日本人には無理かも?

2個1ドル位で売って、ドルフィン財団に寄付したとのこと。

今年は全校生徒連れてビーチへ。ゴミ拾いをしたり、大学から海洋学者を呼んで青空教室をやったり。

「なんで亀はビニール袋を食べるか知ってる?亀の好物のクラゲと勘違いして食べてしまうのよ。大学の研究者は亀のお腹からビニールを取り出してあげるの。そうしないと亀は死んでしまうの。」

目を輝かせて母に(英語で)講義する娘は頼もしく見えた。

この10週間は海の事を学んでいるようです。

seaweek.png

「おかあさん、これなんだわかる?」

「プラゴミでしょ?」

「サメの卵だよ〜。私も触ったんだ〜。」

左下の写真。てっきりゴミだと思っていた。

サメって卵だったの?ほ乳類だと思ってたー!

お母さんは何も知りません。