1930年から2000年まで、70年間続いた雑誌、Pacific Islands Monthlyとうのがある。
確かフィジーのスヴァで発行されていた。
ちょっと調べ物があって図書館でアーカイブを見ていたのが、結構面白い記事が散らばっている。
1960年代の事で、太平洋で最初の独立国、西サモアが誕生した頃だ。
1962年11月号に
Why Should "Colonialism" Be A Dirty Word?
という短い文があった。
フィジーの独立の動きが芽生えた頃であろう。
植民地って悪い言葉なの?と以前ブログで私が疑問を投げかけた同様の事が書いてある。
フィジーの酋長、Ratu Sukuna氏のコメントを引用し、イギリス人が来る前はフィジーは民族間の争いが激しかったが、大英帝国への共通の忠誠を持つ事で、フィジーは平和になった、とある。
多分、フィジーの場合は先住民への搾取や奴隷制度はなかったのであろう。フィジーを統治した英国担当者はアダム•スミスをよく読んでいたに違いない。
フィジー独立後、英国コモンウェルスの一員として留まり、国家君主はエリザベス女王であった。
しかし、度重なるクーデターで、コモンウェルスの資格は保留されたり戻ったり。
エリザベス女王は今は形式に過ぎないユニークな存在なのだそうだ。これはwiki情報。
2006年のクーデターの後もコモンウェルスの資格を保留されていたが、この9月の選挙で戻った。