The U.S. Is Losing the Pacific to China
By Ben Bohane
June 7, 2017
https://www.wsj.com/articles/the-u-s-is-losing-the-pacific-to-china-1496853380
The Wall Street Journalに6月7日付で記事が掲載されていた。バヌアツの例だ。
空港開発で、当初中国企業が参画。議員に賄賂を渡しており、野党に下った当方の知り合いのレゲンバヌ議員らが頑張って14人の議員を牢屋に。空港開発は世銀の事業となった。しかし、結局請け負ったのは中国の企業。米国からは一社も出て来なかったという。日本はどうであったのであろう?
米国は冷戦終結後から太平洋への関心が一機に引いた。
今に始まった話じゃない。
しかしこの記事がWSJに掲載された、ということに意味がある。執筆者のBen Bohaneは知り合い。バヌアツを拠点に西パプアの問題を追っている。
先般の島嶼議連の勉強会には、外務省からアジア大洋州局四方参事官が参加。当方の講演の前に10分ほどブリーフィング。当方の講演が終わった後、議員から「こんな情報は全然上がってきてないじゃないか」と怒られた風であった。
このブログに書いていいる、中国の太平洋島嶼国進出の件である。
太平洋島嶼国の現場に何十人、何百人といる外務省が知らないわけないし、知っていて国会議員に報告しない理由はなんであろう?余計な仕事を増やしたくない?
四方参事官が中国の膨張は止められない、というようなことをコメントしていた。
私もそう思う。でもその膨張の仕方に問題があるのだ。