やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

三塚博議員とカストロ議長の関係

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以前触れた故三塚博議員とカストロ議長の関係が気になって(記憶違いかも、と)ウェッブサーフィンしてみた。

やっぱり三塚議員は日本キューバ友好議員連盟会長だった。

(三塚議員は日本パラオ友好議員連盟の会長もされており、今の日パの関係は、三塚議員ーナカムラ大統領の時代に基盤が作られたと言ってよいと思う。)

下記、外務省のウェッブからコピー。

カストロ議長は平成15年に日本を訪ねている。広島も訪ねている。

当時の小泉首相が96年のペルー大使公邸事件に対しカストロ議長に謝辞を述べている。

カストロ議長が尊敬する数少ないリーダーがフジモリ大統領、と聞いた事も思い出した。

やっぱりオリバー・ストーン監督の『コマンダンテ』観なくちゃね。

カストロ議長が参加した非同盟運動首脳会議(Non-Aligned Movement)ーバンドン会議に遡る連帯。

太平洋ではバヌアツが1983年、パプアニューギニアが1993年、そしてフィジーが2011年に参加している。

それから1959年 カストロ議員の盟友チェ・ゲバラが来日。広島市原爆資料館を訪問し、「アメリカにこんな目に遭わされておきながら、あなたたちはなおアメリカの言いなりになるのか」と案内人に語った、という。(Wikiから)

<外務省ウェッブから>

カストロ・キューバ国家評議会議長の訪日(概要と評価)

平成15年3月4日

 3月1日~4日、カストロキューバ国家評議会議長がアジア歴訪(クアラルンプールの非同盟運動首脳会議への参加、ベトナム、中国への公式訪問)の最終訪問地として我が国を訪問した。概要と評価は以下の通り。

1.概要

(1) 日キューバ首脳会談(2日)

 2日に行われた小泉総理との日キューバ首脳会談では、二国間関係、北朝鮮問題、イラク問題が主要なテーマとなった(川口外務大臣、三塚議連会長等同席)。

 二国間関係につき小泉総理より、両国間には違いも存在するが、伝統的に良好な関係が維持されている、96年のペルー大使公邸事件の際のカストロ議長からの格別な配慮及びキューバ愛知万博への早期参加表明に対する謝意表明がなされた。

 北朝鮮問題につき小泉総理より、核開発問題、拉致問題及び日朝国交正常化交渉につき説明したところ、カストロ議長はこれに大きな関心を示し詳細にわたる質問を行った上で、日本の立場への理解を示すとともに本件における可能な範囲での協力を表明した。

 イラク問題については、小泉総理よりわが国の立場及び対応につき説明し、カストロ議長からは非同盟運動首脳会議のイラク問題に関する立場等が紹介された。

(2) その他要人との会談

 綿貫衆議院議長(01年キューバ訪問、新藤外務大臣政務官等3議員同席)及び橋本元総理(01年キューバ訪問)といずれも一時間以上に亘り懇談を行った。また、日本キューバ友好議員連盟(三塚会長、古屋事務局長他)主催昼食会及び日本キューバ経済懇話会主催夕食会等に出席した。

(3) 広島滞在(3~4日)

 3日、カストロ議長は広島を訪問し、平和公園における献花及び原爆資料館視察のほか、広島県知事主催の昼食会に出席した。視察後、人類はこのヒロシマの苦しんだ経験を繰り返してはならないと述べるなど、深い感銘を受けた模様であった。

2.評価

(1) 両国首脳レベルでの関係強化

 小泉総理とカストロ議長は、二国間関係について大所高所から幅広く意見交換を行ったほか、北朝鮮問題及びイラク問題等についても、詳細かつ包括的な議論を展開した。予定されていた40分を大幅に超える75分に亘った首脳会談を通じ、首脳レベルでの二国間関係の強化が実現された。

(2) 北朝鮮問題を巡るキューバ側の協力姿勢表明

 カストロ議長は北朝鮮問題に高い関心を示すとともに、拉致問題等につき種々質問の上、可能な範囲での協力姿勢を表明した。また、北朝鮮情勢分析及びキューバ北朝鮮関係に関する見解を披露した。