
昨日午後、パラオ大統領選開票結果が発表された。
これに海外の不在者投票が来週開票されるので、最終結果ではない。
レメンゲサウ候補 4108
スランゲル候補 4030
現職レメンゲサウ大統領が78票差で逃げ切った。
予備選の不在者投票数を見てみよう。
レメンゲサウ候補 1187
スランゲル候補 777票
サンドラ候補 176票
ベルズ候補 35票
予選落ちしたサンドラ候補とベルズ候補はスランゲル支持を表明している。これを単純にスランゲル票に入れてもレメンゲサウ候補に追いつかない。
レメンゲサウ候補 4108+1187=5295
スランゲル候補 4030+777+176+35=5018
30年近く政権にいたレメンゲサウ候補が逃げ切るか。
それとも新しいリーダーシップが生まれるか?
選挙戦を追う中で見えて来たのが、長期レメンゲサウ政権の汚職問題、マネーロンダリングなどだ。これに加え海洋保護区で世界のセレブと交友するレメンゲサウ大統領が、下水、水不足で被害に合う国民を、さらには中国の観光客による投資不動産買い占めで追い出される国民の問題に対しきちんと対応しなかった事が非難されている。